- 妊娠30週を超えても逆子が治らない!
- 逆子って治らないとどうなるの?
- 逆子を治したいけどどうしたらいいの?
逆子とは、妊娠中に胎児の頭が母体の上部に位置し、
お尻や足が下にある状態です。
自然分娩を希望する場合、
逆子のままだと難しくなる可能性があるため、
逆子を改善させることが一般的です。
今回はが
- 逆子がもたらすリスクと原因
- 逆子はどのようにして治るのか
についてお話しさせていただきます。
逆子がもたらすリスク
逆子になってしまうと自然分娩の際に赤ちゃんの
首にへその緒が巻き付いてしまったり
出産時に頭が引っかかってしまうことがあると
母子共の健康に影響が出ることがあります。
そして逆子で陣痛などを迎えたり、38週くらい
で逆子が治っていない時は帝王切開での出産が
多くあります。
近年の帝王切開は技術も上がり、危険性も
少ないとされていますが、脊椎麻酔を使用
したり、身体にメスを入れるのでリスクは
対象なりとも存在します。もちろん自然分娩にも
リスクは存在しますが手術と聞いて心配になる
方が多いのも事実です。
逆子の原因とは?
実際に逆子になる理由はあまり解明されていません。
羊水の量や子宮の形状が頭位(頭が下)になりにくいことが
あったり、活発な赤ちゃん良く動くためが逆子を
引き起こす場合もあります。
逆子は絶対にダメということではありませんし
病気などではありませんのでママさんが
気にしすぎてしまうことでストレスを感じすぎる
事もマイナスな要因になってしまいます。
逆子の治し方
1. 逆子体操
- 膝胸位法(ひざむねいほう)
胎児を動かすスペースを確保するため、胸を床につけるように膝を立てて体を丸める姿勢をとります。- 1日2回、10~15分を目安に実施。
- お医者さんの指示を必ず仰ぐこと。
- 仰向けでの骨盤高位法
クッションや枕で骨盤を高くして仰向けに寝ます。
2. 冷温刺激法
- 赤ちゃんが頭を向けてほしい方向に温かいタオルを当て、逆の部分には冷たい刺激を与えることで、胎児が向きを変えることを促します。
3. お灸(当院で行います)
足の小指のところに至陰というツボがあり、そこに
直接もぐさを捻ってお灸をします。昔から使われて
いる方法で実際に38週の逆子の患者さんが改善
した事例があります。
他にも三陰交(さんいんこう)というツボなども
使うことで逆子が治りやすくなります。
医療的アプローチ
外回転術
医師が手動でお腹の外から胎児の向きを
変えるという方法がありますがこちらは
どこの産婦人科でも出来るものではない
ので主治医の先生と相談してください。
逆子を改善するための日常生活の工夫
姿勢を意識したり猫背や足を組む姿勢を避ける
ことで呼吸をしやすくして自律神経を整える事も
大切になります。ストレスは胎児の動きに影響を
与えるため、リラックスできる環境を整えましょう。
そんな中で意外と効果的なのが赤ちゃんと会話する
ということです。赤ちゃんんは母親の声や感情を
感じると言われています。「頭を下にしてね」と
優しく語りかけるのも効果的です。
まとめ
逆子は妊娠中によくある現象で、ほとんどの場合、
34週くらいで改善する可能性があります。
大切なのは安全で無理のない方法を試みることです。
その中で実際にお灸をすることで逆子の改善を
してみたいという方はLINEからご相談ください。