先日いらっしゃった患者さんは数日前からめまいが出現したり視界が揺れているような感覚があったりしてしまい耳鼻科を受診したところ検査結果は異常無し。過去にMRIもやってもらったけど異常無し。耳鼻科や内科では薬は出されるものの一番弱い容量で『とりあえず飲んでみて様子を診ましょう。自律神経の乱れも考えられるねぇ。』
この対応と治療内容で心の底から『あぁやっぱり診てもらってよかったぁ。これでもう大丈夫だ!』となるでしょうか。多くの方が不安を抱えたまま毎日を過ごしてただただ薬を飲み続ける日々を送るのではないでしょうか?
今日は身体からどのようにして自律神経の乱れが生じてしまうかを3つのステップで解説していきたいと思います。
1.巻き肩になっている
スマホ、PC、運転など現代では身体が前のめりになり、巻き肩になってしまい首が前に出る、そうすると頭を支える首周りの筋肉が常に緊張状態になり首肩こりや頭痛を引き起こしてしまいます。そして多くの方がその姿勢に気付かないため症状が出た時に『なんで急にこんなに辛くなるんだ…。』と感じるようです。自律神経でお悩みの方はまずは普段の姿勢を気にするところから始めてみて下さい。
2.呼吸がうまくできていない
呼吸が出来ないなんてことあるはずがありませんよね。ただし自律神経系でお悩みの方は呼吸が浅かったり、回数が多かったり、酷い時は集中していると呼吸が止まっている方もいらっしゃいます。その要因の一つとして挙げられるのが上記の姿勢です。本来、息を大きく吸うときは肋骨が少し開くように出来ていて肺が大きく膨らみ空気をたくさん身体に取り入れます。しかし肩が巻いていると肋骨がうまく広がらなくなってしまいます。そうすると身体は1回で入ってこない空気を回数を増やして取り入れなくてはなりません。結果、呼吸が浅くなったり、集中していると止まってしまう事が起こってしまいます。
3.自律神経が乱れる
自律神経とは文字通り自律している神経です。例えば心臓の鼓動が早くなってきたからと言って自分の意志で遅くすることは難しいですよね。(出来る人がいたらすいません…。)このように自律神経は自分自身でコントロールすることが難しい神経です。しかし1つ例外があります。それは『呼吸』です。息を吸うときは交感神経(活動時の自律神経)、吐くときは副交感神経(リラックス時の自律神経)が働いているのでゆっくり大きく呼吸をすることによってある程度、自律神経を整える事が出来ます。じゃあ大きく呼吸をするために必要なことは?となると上記の内容が淳を追って必要になります。
このように自律神経が乱る、という事実だけを見てしまうと薬も対処方法も無いように見えてしまいますが、姿勢や呼吸の状態を考えると自律神経を外から整えていく方法が見えてくるのも事実です。レントゲン、MRI、血液検査などでは異常が無いと自律神経の乱れとして進むことが多く、あまり変化のない処置がされている方はまず上記の3点を気にしてみるところから始めてみませんか?お金も時間もたいしてかかるものではないのでやって損はないと思いますので1度試してみて下さい。それでも変化が無い、状態が悪くなっている場合は初回お試しのキャンペーンもやっておりますのでライフ整骨院にご相談下さい。