足立区綾瀬駅から徒歩5分
痛み止め、湿布で改善しない
腰痛・膝痛を完全予約制で改善できる
当院では妊婦さんや産後のママさんが患者さんとしてよくご来院頂けます。
そんなママさんたちのお悩みは様々で腰痛や足のしびれや骨盤の痛みなど症状は多岐にわたります。
そして皆さんに私が必ず聞く質問があるんです!
『妊娠中や出産後には必ず骨盤が動きます。そしてある程度の期間で戻ります。
その説明をどこかで受けたことはありますか?』と。
いまのところ帰ってくる答えは9割NOでした。
なぜ妊婦さんや産後の骨盤の変化が必ずあるのにそれを妊娠している本人が知れないのでしょうか。
そして産婦人科で説明されないのでしょうか。
それはそこまで説明しても施術の方法がわからないので説明しないのではないかと思います。
(接骨院などではそもそもその動きを知らないのかもしれません。。。)
そこで今回は妊娠中から産後にかけて必ず動く骨盤についてお話しさせて頂きます。
妊娠安定期から出産にかけての時期
妊娠が安定期に入り出産するまでには赤ちゃんが出てくるための産道を確保するように骨盤が動きます。
その動きをニューテーションと呼びます(特に名前は覚える必要がありませんが参考までに)
この時期は恥骨の間にある軟骨が柔らかくなり、腸骨と呼ばれる骨盤が開くことで産道を確保します。
そして腰の下の方にある仙骨と呼ばれる骨が前にお辞儀をするようにして動き腸骨がはまり込むように
動いていきます。これが俗に妊娠すると骨盤が開くと言われる部分になります。
出産から産後4カ月まで
出産が終わると約4カ月かけて自分の力でニューテーションと逆の動きが起きてきます。
開いていた腸骨と呼ばれる骨盤が閉じていき、前にお辞儀をしていた仙骨が起き上がってきます。
産後1カ月目は基本的に完全休養と栄養が必要になります。
多少の家事なら大丈夫などと思い通常通り動いてしまうと子宮脱などのリスクが高まりますので注意してください。
産後2カ月目から3カ月の間はストレッチ程度にとどめておいてください。ただし痛みが強く出る場合は無理をしないことが大前提になります。
産後4カ月目以降から始めて筋トレなどの負荷をかけるのが適切な時期になります。
この4カ月の期間でニューテーションの動きが起きてきます。
大切なのは自分の力で戻るというところです!!
自分の力で戻るこの時期に産後の骨盤矯正と称して無理な姿勢でストレッチをされたり、無理なトレーニングを行ったりすると本来戻るはずの動きが正常に戻らなくなってしまいます。
このカウンターニューテーションの動きが正常に戻らず引っかかってしまっている場合は骨盤矯正が必要になると考えられます。そして骨盤が動く方向が決まっているということは矯正する方向も決まってきます。
このように妊婦さんの身体は約半年の間で目まぐるしく動きます。
そうなると身体の痛みや不調が出てもおかしくありませんよね?
まずはご自身やご家族やご友人などで妊娠してお身体の不調が出ている方がいたらこの情報を教えてあげてください。1人でも多くの妊婦さんが最高の状態で妊娠・出産・子育てを迎えられるようにお役に立てたら嬉しく思います。