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高齢者の方に起こりやすい「食後低血圧」という症状をご存じですか?本来であれば食後には交感神経が働いて血圧を保ちますが、自律神経が乱れているとうまく機能せずに血圧が下がってしまうことがあるようです。食後低血圧が悪化してしまうと、急に倒れてしまうこともあるので、注意が必要です。そこで今日は、食後低血圧を避けるための対処方法について見ていきましょう。
【食後低血圧の対処方法】
炭水化物を少なめにする
炭水化物は糖分が多いので、食べることによって急激に血圧を上げます。そうすると、インスリンが大量に分泌されるので、また一気に血圧が下がってしまうのです。食後低血圧の傾向がある方がこのような状態になると、倒れてしまうことも考えられるので、普段から炭水化物は少なめの食事を行うようにしましょう。
しっかりと水分を摂る
高齢な方の場合、水分をとる量が少なくて脱水状態になっていると、血圧が下がりやすくなってしまうようです。そのため、普段から積極的に水分をとることが必要です。食事の時にも水分をとるようにしたり、必ずスープをとるように工夫した方がよいでしょう。
食べた後にはゆっくりと過ごす
食後に急に立ったり、運動をしてしまうと、血圧が一気に下がってしまう可能性があります。そのため、食事が終わった後にはゆっくりとした方がよいでしょう。そうすれば、血圧が急降下するのを避けることができます。
いかがでしたか?血圧は高いことだけが問題と思われがちですが、実は低血圧も身体にはよくありません。特に食後に大きく血圧が下がってしまう「食後低血圧」は、さまざまな病気の原因になってしまう可能性がありますし、急に倒れてしまうことも考えられます。そのため、普段の生活習慣や食事に注意しておく必要があるでしょう。特に高齢者の方や糖尿病の方は注意してくださいね。