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前回お話した、乳酸菌の健康作用
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整腸作用
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免疫増強作用
に続き、まだあまり知られていない乳酸菌の力について、さらに詳しく説明していきましょう。
【乳酸菌の健康作用】
コレステロール抑制作用
乳酸菌の中には、コレステロールを低下させる作用を持つものもあることが分かっています。
コレステロールとは、人間の体の中に存在する脂質の一つで、細胞膜やホルモンなどをつくる材料にもなっています。
コレステロールは体にとって必要な物質ですが、その中にも、良いはたらきをする「善玉コレステロール」と、体にとって悪い影響をもたらす「悪玉コレステロール」の存在があります。
血中の悪玉コレステロールが増えすぎると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの病気のリスクの増加につながってしまうのです。
一部の乳酸菌には、コレステロールを吸着させて血中のコレステロール濃度を下げ、生活習慣病の予防や改善に役立つ効果が期待されています。
虫歯菌や歯周病菌の抑制作用
腸内と同じように、私たちの口の中にも様々な細菌が存在しています。
そんな口腔内でも、乳酸菌は善玉菌として良いはたらきをすることが分かってきています。
口腔内の悪玉菌の代表が、歯周病を引き起こすジンジバリス菌です。
ジンジバリス菌は、糖やたんぱくなどをエサにして増殖し、やがて歯肉などの組織を破壊して炎症を起こします。
ジンジバリス菌は歯と歯茎のすき間に付着した食べかす(プラーク)が大好きです。
また、プラークには虫歯の原因となるミュータンス菌も多く存在しています。
そのため、虫歯予防や歯周病予防には、歯磨きでこのプラークを取り除くことが大切になるわけですが、さらに乳酸菌の存在によって、口腔内の悪い菌を増殖するのを効率良く防ぐことができるといわれています。
このように、乳酸菌には整腸作用や免疫増強作用以外にも、コレステロールを抑制したり、虫歯や歯周病を防ぐはたらきもしてくれます。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品や、漬物やキムチなどの発酵食品に多く含まれている乳酸菌ですが、大切なことは毎日継続して摂取することです。
また、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維も一緒に摂取すれば、乳酸菌のパワーをさらに引き出すことができるでしょう。
毎日の食事に乳酸菌をプラスして、健康維持に大いに役立てていきましょう。