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最近、「がん10年生存率」の大規模データが大きな話題となりました。
今までにもがん専門施設のデータを用いた生存率の統計はありましたが、今回は院内がん登録という国が指定するがん診療病院240施設、約24万件ものデータを用いて解析された、最大規模のがん10年生存率のデータです。
このデータを見ると、様々な種類のがん全体での生存率が、59.4%となっています。
つまり、がんが見付かった人のおよそ6割の人が、10年後も生存することができているということになります。
ひと昔前まで、がんは治らない病気だといわれることが多かったのですが、今は医療の進歩により、がんを患ったとしても、長い間生きられる可能性が高くなっているといえます。
がんと診断されたからといって、絶望して自暴自棄になるのではなく、完治に向けて前向きに治療に励んだり、自分らしく充実した人生を歩める意識を持つことがとても大切なことです。
そのほかにも、このがん10年生存率のデータからは、様々なことが見えてきます。
がんの進行する速さの違い
例えば前立腺がんは、男性がかかるがんとして最も多いがんですが、比較的ゆっくりと進行する病気です。
その一方で、小細胞肺がんは、増殖速度が速く、転移しやすいため、生存率が低い傾向にあります。
がんの進行度や治療の難しさ
例えば、すい臓がんはステージ1でも生存率が低いことが分かりますが、これは早期であってもすでに切除できない場合も多いためです。
また、すい臓がんは症状が出にくいため、早期の発見が簡単ではなく、見付かった時には比較的病期が進んでしまっているケースが多いのが現状です。
ステージが進むと生存率が下がる
がんの病期が進むと、再発や転移のリスクが高くなります。
ステージ4では、一般的に手術が難しくなるため、生存率が低くなります。
日本では、国から科学的な根拠があるがん検診、つまりは国民のがんによる死亡を減らすことができるとされる5つのがん検診(乳がん・子宮頸がん・大腸がん・胃がん・肺がん)が推奨されています。
これらのがん検診を多くの人が受診することで、がんの早期発見につなげ、日本全体でのがんの死亡率をさらに減らしていくことができるのです。