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『マスクが苦しい』は正しい呼吸が出来てないせいかも

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新型コロナウイルスの影響で、毎日マスクを着けて外出するのが当たり前の習慣になってしまいましたね。

しかし、やはりマスクを着けていると息苦しさを感じたり、気付いたら荒い口呼吸になっている人も少なくないと思います。

マスクを着けると呼吸が苦しくなると感じる人は、普段から正しい呼吸ができていない可能性があります。

 

よく、現代人は呼吸が浅いといわれますが、この浅い呼吸の原因が、息をしっかりと吐ききれていないことにあることが多いのです。

また、しっかりと息を吐けていないことと同時に、息を吸い過ぎてしまう傾向があります。

すると、マスクをしている時に二酸化炭素がたまる状態を息苦しいと感じやすく、呼吸数が増えたり、口呼吸になったりしやすいといわれています。

浅い呼吸は口呼吸を助長します。

そして、口呼吸になることで、息を吸い過ぎて吐ききれない呼吸になるという悪循環が生まれやすくなります。

そして、このような呼吸では、自律神経のうちの交感神経が優位になり、体を休ませる副交感神経が制御されて、緊張状態やストレスを感じやすい状態が続くことになります。

マスクを着けていると息苦しい、そしてだんだんと頭痛や疲れなどの不調を感じる…。

日常的にこのような状態に当てはまる人は、呼吸がうまくできていないことが原因かもしれません。

 

口呼吸にならないための、しっかりと吸った息を吐ききる呼吸を身に付けることで、マスクの下でも苦しさを感じにくい呼吸ができるようになります。

【吐ききる呼吸を身に付けるための練習法】

  • 姿勢を正し、肩の力を抜いてリラックスする。胸とおへそにそれぞれ手を当て、鼻の奥から軽く息を吸う。
  • 肋骨が上がっている状態から、胸とおへそに当てた手が同じだけ下がるように鼻から息を吐き出す。
  • 次に、胸とおへそに当てた手が同時に同じ高さまで上がってくるように息を吸ってから、10秒ほどかけて息を吐き、その後3秒間息を止める。苦しさを感じたらゆっくりと優しく息を吸うと、自然に胸とお腹が同時に膨らむのを手で感じる。
  • 以上を繰り返す。

 

また、普段の呼吸で、息を「吸う」ことよりも「吐く」ことを意識するだけでも、浅い呼吸の改善につながります。

息をしっかりと吐き出せれば、自然と息を吸い込めるようになるので、深い呼吸ができるようになります。

正しい呼吸を身に付けて、マスクをしていても苦しくないストレスフリーの生活を送りましょう。