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ライフ整骨院の代田です。
健康診断の結果の中でも、多くの人が気にする数値の一つがコレステロールではないでしょうか。
コレステロールは特に動脈硬化のリスクを高めることで知られており、コレステロール値が高いとやばい!と危機感を覚える人も多いでしょう。
健康診断を受けると、後日もらえるのが検査表です。
そこのコレステロール値には、
「総コレステロール」
「HDLコレステロール」
「LDLコレステロール」
などの記載があります。
この中で
HDLコレステロールというのがいわゆる善玉コレステロールのこと
LDLコレステロールが悪玉コレステロールにあたります。
つまりコレステロールというのは全てが悪者なわけではなく、悪玉コレステロールの数値を下げることが生活習慣病などの予防につながるのです。
しかし、検査表の数字を見ていると、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの数値を足しても総コレステロールの数字にならないことに気付きます。
これはなぜなのかというと、あまり知られていない第3のコレステロールの存在があるからです。
この第3のコレステロールを「レムナントコレステロール」と言います。
レムナントとは「残り物」という意味の英語です。
食べ物で吸収したコレステロールが、小腸から肝臓に運ばれているものがこのレムナントコレステロールにあたります。
最近の研究で、このレムナントコレステロールが動脈硬化を引き起こす大きな要因となっていることが明らかになってきました。
レムナントコレステロールは隠れ悪玉コレステロールなどとも呼ばれ、悪玉コレステロール同様に血管に悪い影響を与える存在です。
日本動脈硬化学会のガイドラインでも、検査表の悪玉コレステロール値だけでなく、隠れ悪玉コレステロールなどの存在を足した「総悪玉コレステロール値」についての紹介がされているほど、この第3のコレステロールの存在は近年特に注目されるようになってきています。
レムナントコレステロールも従来の悪玉コレステロールと同様に、主に背青魚に含まれるEPAという不飽和脂肪酸のはたらきによって、その増殖を抑えることができることが分かっています。
反対に肉の脂に多く含まれる飽和脂肪酸を多く摂る食生活は、悪玉コレステロールやレムナントコレステロールの増加につながりますので、総悪玉コレステロール値を下げるためには魚を積極的に食べる食生活を送ることが大切です。
今までの健康診断で悪玉コレステロールの数値が正常だった人の中にも、実はレムナントコレステロールの数値は高かったという人もいます。
今後は第3のコレステロールも含めて考えた総悪玉コレステロール値を意識して、体の健康維持に役立てていきましょう。