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人と関わるのが苦手な『社交不安障害』という病気

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ライフ整骨院の代田です。

 

「社交不安障害」という病気を知っていますか?

かつては対人恐怖症と呼ばれることが多かったのですが、最近では社交不安障害や社会不安障害、SADなどと呼ばれています。

 

社交不安障害では、人と関わる様々な状況で強い不安を感じ、日常生活に支障をきたします。

人前に出ると緊張したり、失敗しないか不安になったりすることは、多くの人が経験したことがあるでしょう。

しかし、社交不安障害では、人からどのように見られるかを必要以上に気にしてしまう病気で、不安や緊張の度合いが大きく、発汗や震え、赤面、時には腹痛や頭痛などの症状をともないます。

 

そして、社会不安障害の人は、これらの症状を回避するべく、不安や緊張を生じさせる場面を回避するようになることで、職場や学校に行けなくなったり、人目を気にして家からほとんど出られないなどの状態になり、やがてはうつ病やアルコール依存症を併発することも珍しくありません。

そんなに気にすることないのに!と人から言われても、気にしてしまうのが社交不安障害です。

その不安や緊張を隠そうと自分に注意を向けすぎると、不安や緊張が余計に大きくなります。

やがて、人と接することを避けるようになると、人とのコミュニケーションがさらに苦手になり、不安や緊張は増すばかりという悪循環に陥ってしまうのです。

 

私たちが不安や恐怖を察知するのは、脳の扁桃体です。

社会不安障害の人の脳は、人の顔を見た時に、この扁桃体が一般の人よりも過剰に反応することが分かっています。

表情に敏感に反応して、強い不安が起こるのです。

扁桃体の過剰な反応は、通常、論理的な思考を司る前頭葉が制御していますが、社会不安障害の人の場合は前頭葉のこの機能がうまくはたらかないことで、扁桃体の反応を抑えられなくなってしまうと考えられています。

 

まずは、社交不安障害という病気があることを知ることで、自分もそうかもしれない、人付き合いが苦手なのは病気のせいなのかもしれないという選択肢が生まれ、それだけで気持ちが少し楽になったり、うつ病のリスクを減らすことができるはずです。

また、社交不安障害は自然には治りにくい病気ともいわれています。

しっかりと向き合い、治療をすることで、徐々に人前での不安や緊張を和らげていくことができるでしょう。