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ライフ整骨院の代田です。
更年期障害と聞くと、女性特有の症状だというイメージを持つ人が多いと思います。
しかし、実は更年期症状は男性にも現れる場合があり、近年では、「更年期障害=女性」ではなく、男性にも生じることが認知されるようになってきています。
更年期障害では、ほてりやめまい、異常な発汗、動悸、頭痛、倦怠感などの身体症状や、イライラする、やる気が起きない、不安感、集中力や記憶力の低下などの精神症状が現れます。
男性でも女性でも、このような更年期症状は類似して起こりますが、原因の部分で異なります。
【男性と女性の更年期障害の違い】
原因
・男性…男性ホルモンの「テストステロン」の減少。
・女性…女性ホルモンの「エストロゲン」の減少。
発症しやすい年齢
・男性…個人差が大きく、30代から90代まで幅広い。
・女性…平均閉経年齢の50歳前後が多い。
更年期障害の期間
・男性
女性のように、閉経という区切りのようなものがないため、始まりも終わりも自覚しにくい。
・女性
個人差はあるものの、閉経前後それぞれ約5年間という期間が目安となる。
男性ホルモンも、女性ホルモンと同じように、20代をピークに緩やかに減少していきます。
特に、体内で実際にはたらくテストステロンは、ほかの男性ホルモンよりも早くから減少する傾向にありますが、必ずしも誰もが同じように減るわけではありません。
30代で一気に減る人もいれば、70代になっても若い頃と同じくらいの分泌量を維持している人もいます。
そんな中、現代社会でテストステロンの減少が早い段階で見られる人が増えてきているのは、精神的な充実感が得られにくい社会的要因が大きな影響を与えていると考えられています。
仕事を頑張っていてもなかなか認められない、成果が出ない、達成感が得られない、ストレスばかりが増えていく、このような悩みを持つ男性も少なくないようです。
さらに、コロナ禍の在宅ワークで孤立感を抱いたり、今まで以上に生活に満足感や達成感を見いだせなくなっていることも、男性更年期障害の原因となるテストステロンの分泌の減少の要因の一つになっている可能性があります。
さらに、テストステロンは、
・筋肉や骨の量を増やす
・臓器の機能を維持し、炎症を抑える
・血管のしなやかさを保つ
・脳の海馬を活性化する
など、身体面においても非常に重要なはたらきに関わっています。
テストステロンが減少した状態が続くと、体の調子が悪くなったり、病気のリスクを高める可能性があります。
予防のためには、適度な運動を習慣にして、筋肉を鍛えることが大切です。
テストステロンには筋肉を増やす作用がありますが、運動によりテストステロンが増えるということも認められています。
男性の更年期障害の予防にも、運動習慣は非常に効果的です。