本文へ

沈黙の臓器『肝臓』の異常に早めに気づくために

足立区綾瀬駅から徒歩5分

痛み止め、湿布で改善しない

腰痛・膝痛を完全予約制で改善できる

ライフ整骨院の代田です。

 

肝臓は、右の肋骨に守られるように位置している、人間の体の中で最も大きな臓器です。

その重さは、体重の約50分の1を占めると言われています。

体の中で肝臓がこなす仕事の量は500種類にも及ぶと言われており、肝臓は「体内の化学工場」などと言われるほど、様々な仕事をこなす多忙な臓器でもあります。

 

【肝臓の病気】

一方で、肝臓には神経がないことから、異常があっても自覚症状を感じにくく、「沈黙の臓器」と呼ばれる一面も持っています。

なんらかの原因によって肝機能が低下すると、肝細胞が壊れたり再生したりを繰り返すことで、炎症を起こします。

これが「肝炎」です。

また、分解できずに溜まった中性脂肪が肝臓に多く蓄積された状態が「脂肪肝」です。

肝炎や脂肪肝を放置していると、肝細胞が死滅し、肝臓が硬くなる「肝硬変」になり、肝機能はさらに低下していきます。

最悪の場合、肝がんへと進行して、命を落とす危険も出てきます。

 

【肝機能低下の原因】

ウイルス性肝炎

肝がんの原因のおよそ8割を占めると言われている、ウイルス性の肝炎。感染していても無症状の場合も多い。

 

飲酒

過度な飲酒は肝機能低下の大きな原因の一つ。アルコール性脂肪肝になったり、肝炎ウイルスに感染した人が飲酒をすると、病状が進行しやすいとも言われる。

 

薬の副作用

抗生物質や向精神薬、鎮痛剤などのアレルギー反応により、肝機能が落ちる場合がある。漢方やサプリメントによる肝障害も報告されている。

 

自己免疫性

明確な理由は分かっていないものの、自分の肝臓に対する免疫反応が起きてしまうことがある。

 

肥満

飲酒に加え、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足などの条件が重なると、脂肪肝になるリスクが非常に高まる。

 

【肝臓のセルフチェック】

自覚症状を感じにくい肝臓ですが、いくつか症状が現れる場合もあります。

胆汁をつくる機能が低下すると、便が白っぽくなったり、尿が黄褐色になることがあります。

この段階であれば、多くの場合、生活習慣の見直しで肝機能を改善できるレベルです。

そのほか、

 

・爪が白っぽくなる

・手のひらが赤くなる

・白目が黄色い

・背中や肩に斑点が現れる

・右脇腹からみぞおちにかけて腫れている

・指が震える

 

などの症状は、肝機能が大きく低下している時に現れやすいと言われています。

沈黙の臓器と呼ばれる肝臓の異変には、できるだけ早く気付くことが重要です。