本文へ

急増する『気象病』に悩む人・・・メカニズムや症状、対策について

足立区綾瀬駅から徒歩5分

痛み止め、湿布で改善しない

腰痛・膝痛を完全予約制で改善できる

ライフ整骨院の代田です。

 

雨が降るとひざの痛みを感じたり、台風が近付くと頭痛がしたり…。

反対に、なんだか体調が優れないなと思ったら、翌日雨だったなど…。

天気の変化による体調不良に悩まされる人の数は、増加傾向にあると言われています。

これらは単なる気のせいや思い込みではなく、「気象病」のせいかもしれません。

 

【気象病のメカニズム】

気象病に特に大きく関係しているのが、気圧です。

耳の鼓膜の奥にある内耳は、気圧の変化を感じ取るはたらきがあります。

内耳から感じ取られた気圧の変化は、ストレスとして脳に伝わり、交感神経が活性化します。

これにより、痛みの神経が刺激され、慢性痛や古傷が痛む症状として現れることがあるのです。

また、交感神経が活性化すると、血管が収縮してまわりの神経を刺激します。

気圧の変化による頭痛や肩こりなどの症状も、この交感神経の活性化が原因であると考えられています。

気圧の変化というストレスは、自律神経のバランスを崩し、副交感神経を優位にして、だるさや眠気を引き起こすこともあります。

 

【気象病の症状】

 

・慢性痛や古傷の痛みの悪化

・頭痛

・めまい

・肩こり、腰痛、首の痛み

・気管支ぜんそく

・眠気や倦怠感

・うつや不安感などの心の不調

・ホットフラッシュやほてりなどの更年期症状の悪化

・認知症状の悪化

・歯周病の悪化

 

など

 

【気象病になりやすい人】

気象病に悩む人は、特に女性に多いと言われています。

年齢は10代から高齢まで幅広く見られますが、特に40代女性の気象病は、更年期と重なって症状が悪化する傾向があるようです。

自分では気付いていないことも多いのですが、内耳が敏感な人、体質的に天気の影響を受けやすい人などがいます。

 

【気象病への対処法】

気象病への対処法の基本となるのが、普段から自律神経のバランスを整えておくことです。

食生活や睡眠時間などを見直したり、ぬるめのお湯に浸かる、寝る前のスマホ操作を避けるなど、自律神経を整える生活習慣を身に付けましょう。

そのほか、天気の予測を常に把握しておくことや、漢方薬を利用するなども有効です。

 

これからの季節は特に、台風やゲリラ豪雨が起こりやすく、急激な気圧の変化が起きて気象病の症状を訴える人が最も多く、その症状も重くなりやすいタイミングです。

天気が不安定な時は、いつも以上に生活リズムを整え、自律神経を意識した行動を心がけましょう。