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知らないうちに骨が折れている『ドミノ骨折』にご注意を!

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ライフ整骨院の代田です。

 

「ドミノ骨折」という言葉を聞いたことがありますか?

ドミノ骨折とは、一度の骨折をきっかけに、次々と骨折を起こしてしまうことを言います。

特に高齢の人に多いのですが、最近では若い世代でも骨の弱い人が多く、ドミノ骨折が増えているようです。

 

ドミノ骨折の怖いところは、背骨や太ももの大腿骨などの重要な骨が、気付かないうちに骨折の連鎖を起こしているケースがあることです。

背骨や大腿骨が折れているのに気付かないことがあるの?と驚かれるかもしれませんが、実は骨粗しょう症による背骨の骨折では、およそ3人に1人が痛みを感じることなく、知らないうちに骨折していると言われています。

さらに、高齢の人の場合、背骨や大腿骨を骨折した人の半数近くが、1年以内に再び骨折を繰り返す、つまりドミノ骨折を起こしてしまうというデータもあります。

 

『自宅の玄関で転倒し、最初は激痛が走ったが、しばらく安静にしていると痛みが消えたので病院には行かなかった。しかしその1年後、突然起き上がれないような状態になり、そこで初めてレントゲンを撮ったところ、背骨が全部で4か所骨折していることが分かった。』

これは、最初の転倒による骨折は1か所だったものの、後からその隣の骨が骨折し、またその隣も骨折と、まさにドミノ倒しのように骨折の連鎖が起こったと考えられる例です。

ドミノ骨折によって、本来守れるはずだった骨までダメージを負ってしまうことがあり、それが歩けない、起き上がれないなど、日常生活に大きな支障をきたすことになってしまうケースも珍しくありません。

 

ドミノ骨折を防ぐには、

 

・骨の老化を予防する、骨力を鍛える

・筋力を維持する

・バランス感覚や柔軟性を高める

 

ことなどが大切です。

骨は、負荷をかけることで骨量が増え、強化されます。

ウォーキングやランニングよりも、階段の上り下りや縄跳びなどの運動が、骨の強化には特におすすめです。

普段から転倒予防のために筋力を維持することや、バランス感覚や柔軟性の向上も、骨折予防に有効です。

また、万が一転倒してしまったら念のために病院を受診しておくことも、知らないうちにドミノ骨折が起きるリスクを減らしてくれるはずです。

大切な骨の健康を守る意識を持ち、骨折の起きにくい体づくりに努めましょう。