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ライフ整骨院の代田です。
私たちの健康を支える毎日の食事。
1日3食の栄養バランスを考え、どんなものを食べるか、どれくらいの量を食べるかなどを考えて実行することは、とても大切なことです。
しかし、健康に良い食生活は、食べ物の栄養や量だけにありません。
近年、「味わいながら」「規則正しく」食事をとることが、健康に良い影響をもたらすことが明らかになってきています。
これには、視床下部で脳内ホルモンである「オレキシン」の存在が、大きく関係していると考えられています。
オレキシンは、脳の視床下部という部分で作用する、食欲や睡眠、体内リズムなどに関わっているホルモンです。
このオレキシンは、食事をよく味わいながら、規則正しくとることで活性化することが分かっています。
オレキシンは、私たちの食と眠りの両方に深く関わっているホルモン物質です。
睡眠中は、オレキシンの活動は抑えられます。
オレキシンは通常、空腹になると量が増えて食欲を促すはたらきをしていますが、食欲の増進と同時に、覚醒作用もあります。
日中に食欲が出て元気に活動していられるのは、オレキシンが安定的に供給され、覚醒状態を維持できることが理由の一つとして挙げられるのです。
さらに、食事の際にこのオレキシンを活性化させることで、筋肉の代謝を促進し、血糖値が上がりすぎるのを防ぐ効果が期待できると言われています。
同じ食事で同等のカロリー摂取であっても、オレキシンが活性化している状態の方が、筋肉での糖の利用が活発になって血糖値の上昇を抑えることができるのです。
また、視床下部には食欲をコントロールする機能があり、食事によって体内時計を調整するはたらきがあります。
毎日一定の時間に食事をとることで、決まった時間にオレキシンが分泌されて自然と空腹感を得るようになりますが、これによって脳内で食事の時間が刻まれ、体内時計が整って健康的な生活を送れるようになると言います。
つまり、毎日食事を丁寧に味わいながら食べる習慣と、できるだけ同じ時間に食事をとる習慣を整えることで、視床下部からのオレキシンの分泌が良くなり、食事の際の血糖値の上昇を抑えたり、体内時計を整える効果が期待できるということです。
仕事が忙しく、夜遅い時間に適当な食事を済ませるような習慣を続けていると、オレキシンが活性化されず、オレキシンによって促される筋肉での糖の利用が制御されてしまいます。
すると、血糖値が上昇しやすくなり、上昇した血糖は筋肉ではなく脂肪組織などに蓄えられて、肥満の原因になります。
寝る前に食べると太るのは、オレキシンのはたらきも関係しているのです。
味わいながら食べることは、ゆっくりと食事をする習慣にも自然とつながりますよね。
食事の時間をできるだけ一定にすることも、規則正しい生活習慣を整えるうえでとても重要なことです。
ぜひ、「味わいながら」「規則正しい」食生活を送って、オレキシンを活性化させましょう。