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ライフ整骨院の代田です。
強いかゆみだけでなく、見た目にも悩まされることの多いアトピー性皮膚炎。
一度発生したかゆみはなかなか我慢できず、かきむしるほど、皮膚の状態は悪化していき、治りも遅くなるという悪循環が生まれてしまいます。
皮膚は、細胞が何層も重なって形成されています。
健康な人の皮膚の場合、表面に皮脂膜がワックスのように覆いかぶさり、その下に角層、顆粒層という組織が並んでいます。
この部分は皮膚バリアと呼ばれ、約0.02ミリメートルという薄さですが、非常に重要な皮膚のバリア機能を果たしているのです。
しかし、アトピー性皮膚炎の人の場合は、角層が乱れてめくりあがり、皮脂も少ない状態で、細菌やアレルゲンなどの刺激から肌を守る機能が著しく低下しています。
さらに、本来表皮の下層に位置するはずの知覚神経が、細胞が壊れたと同時に発せられるシグナルによって、皮膚の表面に伸びていくことが分かっています。
これにより、強いかゆみや炎症が発生してしまうのです。
皮膚のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎の肌には、正しく洗うことと、その後の保湿が非常に重要なポイントです。
【アトピー性皮膚炎の皮膚を守る方法】
正しく洗う
非常に薄い皮膚バリアは、体を洗う際にゴシゴシこすると、傷ついたり破壊されてしまいます。
刺激の弱い石鹸などをよく泡立てて、泡で包み込むように優しく洗いましょう。
こすらなくても、よく泡立てた泡だけで汚れは十分落とせます。
泡で素早く洗浄した後は、泡が皮膚に残らないようにぬるま湯でよく洗い流し、清潔で柔らかいタオルなどで押さえるように水分を拭き取りましょう。
すすぐ時も、拭き取る時も、絶対にこすらないようにしてください。
保湿する
入浴直後の保湿は、潤った皮膚にフタをして水分の蒸発を防ぎます。
皮膚を洗ったら、できるだけ早く保湿することが重要です。
保湿まで時間が空いてしまうと、水分が蒸発して皮膚のバリア機能を高めることができません。
保湿の際にも、皮膚を強くこすらないように注意してください。
また、保湿剤の使いすぎによってかゆみが助長されてしまうこともあるので、保湿は素早く!適度に!を心がけましょう。
アトピー性皮膚炎には、洗いすぎも禁物と言われますが、汗を多くかく季節は、やはりしっかりと洗って皮膚を清潔に保つ必要があります。
正しく洗って素早く保湿を常に意識しましょう。