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ライフ整骨院の代田です。
和菓子に欠かせないあんこの原料として知られている「あずき」。
日本人に古くから身近な食材の一つですが、やはりあんことして食べることが多く、普段から積極的にあずきを食事に取り入れているという人は、あまり多くないでしょう。
しかし、あずきには、薬用として使われた歴史があるほど、健康に役立つ栄養がたっぷりと含まれています。
大豆や落花生などの脂質が中心の豆と異なり、あずきは、食物繊維と糖質で構成される豆類の一種です。
蒸し暑い夏は、水分代謝が悪くなって浮腫みの症状が現れやすくなったり、体に毒素が溜まってだるさや疲れを感じやすくなりますね。
そんな時にも、あずきの栄養がデトックスを促し、浮腫みやだるさを解消するサポートをしてくれるはずです。
【あずきの栄養】
食物繊維
あずきに含まれる食物繊維の量は、ごぼうの約5倍、さつまいもの約9倍にもなります。
この豊富な食物繊維が、便秘の予防改善に役立ち、体内の毒素の排出も促します。
また、あずきには、腸内で善玉菌のエサとなるオリゴ糖も多く含まれるため、腸内環境の改善効果も高く、免疫力の向上や美肌効果など、様々なメリットが期待できるのです。
ポリフェノール
あずきは、豆類の中でも特にポリフェノール含有量が多いのも特徴です。
シミやシワの原因となる紫外線を多く浴びるこの時期は、体内の活性酸素が増加しやすく、放っておくと体の老化がどんどん促進されてしまいます。
ポリフェノールの抗酸化作用により、活性酸素のはたらきを抑え、若々しく元気な体を維持することができます。
鉄分
特に女性に不足しがちな栄養素として挙げられる鉄分ですが、あずきには鉄分も豊富に含まれています。
鉄分が不足すると、酸素が全身に行き届かなくなったり、集中力の低下、めまいや立ちくらみ、肌荒れなどの症状を引き起こします。
なかなか取れない夏の疲労感も、鉄分不足が一因となっているかもしれません。
サポニン
あずきの外皮に含まれる成分が、サポニンです。
サポニンには、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。
このはたらきにより、血液の流れを良くして、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣の予防に役立ちます。
さらにサポニンには、利尿作用もあるほか、あずきには余分な塩分の排出を促すカリウムも含まれているので、浮腫みの予防改善効果も大いに期待できます。
ビタミンB1・B2
ビタミンB群には、エネルギーを効率良くつくり出すはたらきがあります。
特にビタミンB1が不足すると、食欲減退や疲れやすいなどの症状が現れやすくなります。
あずきに含まれる豊富なビタミンB群によって、体内の疲労物質を減らし、疲れにくい体へと導いてくれるはずです。
このように、あずきには様々な栄養が豊富に含まれています。
また、あずきはおやつとしてだけでなく、料理に活用することももちろん可能です。
毎日の食事にあずきをプラスして、健康維持に役立てましょう。