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ライフ整骨院の代田です。

今年開催された東京オリンピック、テレビの前で連日応援していたという人も多いでしょう。

テレビの視聴時間が長いことは、視力に影響が出たり、集中力が低下するなど、なんとなく健康に良くないイメージがあると思います。

しかし、最近の研究により、テレビでスポーツ観戦をすることで、うつの症状が改善したり、精神的なストレスの軽減につながることが明らかになってきています。

もちろん、自分自身が体を思いっきり動かしてスポーツを行うことは、健康維持に大きな効果を発揮します。

しかし、体力や筋力に自信がなかったり、どんなスポーツを始めて良いのか分からない、運動が苦手でスポーツをすること自体にストレスを感じるという人もいるかもしれません。

また、夏の暑い屋外で思いっきりスポーツを楽しむというのは、なかなか難しいことです。

特に高齢の人の場合は、楽しくスポーツをするということが、いつ？誰と？どこで？何を？と、自分にはハードルが高いことと感じている人も多いようです。

こうした中、ある研究では、自分自身がスポーツを行うのではなく、スポーツを観戦することでも、うつレベルが抑制される可能性を示唆するデータが報告されたといいます。

また、このスポーツ観戦には、生の試合を観戦するだけでなく、テレビでの観戦も有効であることが分かっているようです。

オリンピックを観戦していた人は分かると思いますが、テレビで見ていても、選手の頑張りや熱意は十分こちら側に伝わってきます。

それを真剣に観戦することで、幸福感を覚え、それが脳や身体に良い影響を与える効果が期待できるのです。

また、スポーツにはそれぞれルールがあり、このスポーツはどんなルールなのか、次に何が起こるのか、勝つためにはどうすれば良いのかなどを、観戦しながら一緒に考えることで、脳にも良い刺激になります。

勝てば選手とともに喜び、負ければ悔しがって、頑張る姿を見ることで自分も頑張ろう！という気持ちになれる人はとても多いはずです。

たまたま見ていたスポーツにはまり、ルールや選手を調べて覚え、自分自身もスポーツを始めるきっかけになることも珍しくありません。

もちろん、家のテレビでスポーツ観戦をしているだけで健康になれるわけではありません。

しかし、そのリラックス効果や幸福度は非常に高く、精神的なメリットを生み出す効果も十分期待できるのです。

スポーツを「やる」より「観る」なら続けられるという人も多いでしょう。

なかなか運動を続けられないという人は、真剣にスポーツ観戦をすることから始めてみると、新たなうつ予防やストレス発散の習慣につながるかもしれません。