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ライフ整骨院の代田です。
「ワーキングメモリ」という言葉を聞いたことがありますか?
ワーキングメモリとは、「作業(ワーキング)」のための「記憶(メモリ)」という意味で使われている言葉です。
物事をただ単に記憶するのではなく、何かの作業をするために、一時的に情報をとどめておくはたらきのことを指します。
例えば、
・本でレシピを読んで、その通りに料理をする。
・冷蔵庫の中身を把握して、必要な物を買い出しする。
・友人に家までの道順を聞き、それに従って目的地に行く。
・人が話したことを頭に入れ、それについて意見を言う。
など、私たちは生活の中の様々な場面で、ワーキングメモリを使っています。
このワーキングメモリに関わっているのが、脳の前頭前野と海馬です。
この2つが連動することで、短期記憶をスムーズに行っています。
ワーキングメモリは、情報を整理したり処理したりする際の、脳のメモ帳のようなものなのです。
そして、このワーキングメモリの機能は、加齢とともにどんどん衰えます。
・人の名前がなかなか覚えられない。
・2階に上がってなにをしようとしたか忘れる。
・約束や予定をよく忘れる。
・書き留めないと覚えていられないことが多い。
・物を置いた場所やしまった場所を思い出せない。
これらに思い当たることが多い人は、ワーキングメモリが衰えている可能性があります。
ワーキングメモリの機能が低下すると、物忘れがひどくなったり、やることが多くてパニックになったりということが多くなります。
機能の低下が著しくなるのは、一般的に40代頃からと言われていますが、もっと早い段階からワーキングメモリがうまくはたらかなくなる人もいます。
ワーキングメモリが主に関わっている前頭前野は、加齢とともに萎縮するなど、衰えやすい部分でもあるのです。
いくつになっても、このワーキングメモリの機能を維持させるには、
・適度な運動
・バランスの良い食事
・禁煙
をはじめ、日ごろから脳をしっかりと使う習慣なども重要だと言われています。
また、ストレスを強く長く感じていると、脳のメモ帳の一部がストレスに染料されてしまうので、ワーキングメモリの機能が低下しやすくなってしまいます。
長引くコロナ禍で、物忘れがひどくなった人の話もよく耳にしますが、これもストレスによるワーキングメモリの低下が関係しているのかもしれません。
あなたのワーキングメモリは、正常にはたらいていますか?
もし、脳のメモ帳を占領してしまうような悩みやストレスを抱えている場合は、少しずつでもメモ帳の空き容量を増やせるような方法を考える必要があるでしょう。