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ライフ整骨院の代田です。
いつ起こるか分からない自然災害。
日本では、大雨や地震の被害などが起こりやすく、それに伴い避難生活を余儀なくされる場合も珍しくありません。
そんな自然災害時に注意したいのが、健康への大きなリスクです。
特に、災害時には、高血圧が引き金となる重大な病気が多発しやすいと言われています。
阪神淡路大震災の時には、心臓病での死亡者数が1.5倍、脳卒中での死亡者数が1.9倍に増加したという調査もあります。
災害発生直後は、災害そのものによる外傷や圧死、溺死などの死因が多いですが、発生から1週間目頃までは、不整脈等による突然死が目立つようになります。
そして、災害発生から数カ月間とリスクが長引きやすいのが、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの高血圧に関連する病気です。
【災害時に高血圧が悪化する理由】
高血圧悪化の大きな原因は、災害や避難生活による精神的ストレスや生活リズムの乱れにあると考えられます。
大きなストレスは、交感神経のはたらきを強めて、体から塩分を排出する機能を低下させる恐れがあります。
すると血液中の塩分濃度が増え、血圧の上昇につながってしまうのです。
また、避難生活での脱水や感染症、活動量の低下など、交感神経のはたらきが強まることが重なって、血液がかたまり、血栓ができやすくなります。
これらのことが脳卒中や心筋梗塞のリスク増につながる要因です。
【災害時の高血圧を防ぐために】
非常食でも減塩を意識する
支給される非常食は、どうしても塩分が多い傾向があります。
可能な限り、減塩を意識することも、健康状態を守るためにはとても大切なことです。
特にもともと高血圧の人は、災害時の塩分の摂りすぎには特に注意をしましょう。
こまめな水分補給とトイレを我慢しない
夏場だけでなく、涼しい時期でも、災害時にはこまめな水分補給をこころがけ、トイレを我慢しないようにしましょう。
トイレになるべく行かないようにと水分を摂らないことで、脱水やその他の病気のリスクを高めてしまいます。
日中の運動と夜間の睡眠
災害時の避難生活では、心配事も多くなかなか眠れない人もいます。
しかし、睡眠不足は高血圧の悪化につながります。
日中にできるだけ体を動かすことで、夜の眠りの質を高めたり、運動のよる高血圧の予防効果も期待できます。
誰にでも可能性のある被災や避難生活で、少しでも自分自身の健康な状態を守れるよう、災害時の高血圧の予防のポイントについては、ぜひ覚えておいてほしいと思います。