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ライフ整骨院の代田です!
「まだら認知症」について、詳しく知っている人はどのくらいいるでしょうか。
認知症と一言で言っても、あらゆる認知機能が同時に同程度に低下するとは限りません。
できることとできないことが日によって違ったり、朝できていたことが夕方になって急にできなくなることもあります。
まだら認知症では、物忘れが激しくても判断力や理解力には問題がない、言われたことはすぐに忘れてしまうのに、難しい計算や問題を解くことはできるなど、できることとできないことの差が非常に大きく現れるのが特徴です。
このような症状に波のある認知症のことを、まだら認知症と呼びます。
しかし、まだら認知症という存在を知らないと、周囲の人は
「朝できていたのに急にできなくなるのはおかしい」
「ただ単に忘れたりなまけたりしているだけだ」
「こんなに難しい話が理解できるのに認知症のはずがない」
などと思われやすく、本人も認知症の自覚を持てないため、混乱したり、認知症を見逃してしまうことにもつながります。
まだら認知症は、正式には「脳血管性認知症」といいます。
脳は、各部分で担う機能が異なるため、脳血管障害によるダメージを受けた部分の機能だけが低下し、ほかの部分は比較的健在なまま、という状態が起こり得ます。
つまり、まだら認知症は勘違いではなく、確実に脳がダメージを受けているサインなのです。
また、まだら認知症は、場合によっては頭痛やめまい、耳鳴り、言語障害や嚥下障害などが見られます。
しかし、これらの症状も、老化のせいだととらえられたりして、まだら認知症に気付くのが遅れてしまうケースも少なくありません。
近年、まだら認知症とされる症状は、小さな脳梗塞が原因で起こることが多いことが分かってきました。
さらに、その背景には、高血圧による動脈硬化があることも明らかになってきています。
中高年の多くに見られる小さな脳梗塞は、放っておくと重大な脳梗塞のリスク増になります。
まだら認知症のことを知り、まだら認知症に早く気付くことができれば、重大な病気の早期発見にもつながるのです。
おかしいな?と思ったら、まだら認知症を疑い、早めに対処をすることで、脳梗塞の予防にもつながります。