自宅でできるトレーニングの代表格とも言えるのが、スクワット。
確かにスクワットは、下半身の筋肉を多く使うだけでなく、腹筋や上半身の筋肉も効率良く鍛えることのできる全身トレーニングです。
筋力や体力向上、ダイエットやスタイル維持のために取り入れている人も多いと思います。
しかし、スクワットは、姿勢ややり方を間違えると、かえって体に大きな負担をかけることになってしまうことがよくあります。
また、きつくてなかなか続けられないという経験をしたことがある人も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのが、スクワットよりも簡単にできる「ウォールシット」です。
ウォールシットとは、いわゆる「空気椅子」の姿勢のことで、海外では非常にスタンダードなトレーニング法として人気があります。
【ウォールシットトレーニングのやり方】
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足を肩幅に開き、つま先を軽く外側に向け、背中を壁にぴったりとつけて真っすぐ立つ。
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背中を壁から離さずに、ひざを曲げてゆっくりと腰をおろしていく。
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ひざをできるだけ90度まで曲がる状態に近付け、太ももと床を平行にし、椅子に座っているような姿勢をキープする。余裕がある時は手を壁から離して前に出したり、ひざの間に雑誌などを挟むことで、負荷がアップする。
ポイントは、壁に寄りかかるようにするのではなく、下半身を意識して空気椅子の姿勢をとることです。
ウォールシットでは、スクワットと同様に、太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
また、お尻を意識することでヒップアップ効果が、お腹を意識することでウエストを引き締める効果なども期待できます。
壁さえあればどこでもできることや、動きが少ないので体力がない人でも続けられる、時間や場所を選ばないことなども、ウォールシットの魅力です。
スクワットや筋トレがなかなか続かなかった人も、まずは自宅でテレビを見ながらでも、ウォールシットにチャレンジしてみませんか?
簡単な姿勢をとるだけでも、下半身や体幹を効率良く鍛え、姿勢の改善などにもつながっていきます。
夏場の運動不足の解消として、ウォールシットを取り入れるのもおすすめです。