仕事が休みの日、家でゴロゴロ過ごしていたのに、なぜか疲れがとれなかったり、それどころか余計に疲労感が増してしまった…という経験はありませんか?
寝だめをしたり、何もせずにただダラダラと過ごすといった休日の過ごし方は、実は疲れを溜め込む原因になってしまうことがあります。
体を動かさずにじっとしているよりも、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を取り入れた方が、心身のコンディションを向上させることができます。
近年では特に、疲労回復効果を高めるためにも、
「アクティブレスト」を取り入れるのが効果的だと言われています。
【アクティブレストとは】
アクティブレストとは、日本語で「積極的休養」と訳し、休日には積極的に体を動かすことで、疲労回復効果をアップさせるというものです。
平日はただでさえ忙しいのに、休日まで体を動かすと、さらに疲れそう…と思う人もいるでしょう。
しかし、体が疲れている時こそ、アクティブレストが有効であると考えられています。
安静・休養・睡眠などの静的休養に対して、疲労時にあえて軽く体を動かすことで、血流の改善を図り、疲労物質の排出を促すことで、疲労感がとれてスッキリする!というのが、アクティブレストのメリットです。
また、アクティブレストを取り入れると、自然と運動習慣が身に付き、健康維持やダイエットにも効果が期待できます。
さらに、息が激しく上がらない程度の運動は、脳内のセロトニンの分泌を促し、自律神経のバランスを整えて、精神的な面でも良い影響を与えてくれます。
休日=運動と大きく考えてしまうと、休みの日に運動は嫌だな…と億劫になってしまうかもしれません。
しかし、アクティブレストで必要な運動は、ランニングやジム通いのような本格的なものではありません。
・ストレッチ
・ウォーキング(散歩)
・軽い筋トレやエクササイズ
など、できるだけ楽しく、気持ち良く体を動かす方法を考えてみましょう。
一歩も外に出ずにゴロゴロと過ごすより、家の周りをゆっくりと散歩がてら歩いてみるだけでも、心身のコンディションは整いやすくなります。
もちろん、人によっては何より休養が最優先というケースもあるかもしれません。
しかし、しっかりと休んでいるはずなのに疲れがとれない人や、家にいるとあれこれ考えてストレスを溜め込んでしまう人は、ぜひアクティブレストを取り入れてみることをおすすめします。