特別食べ過ぎたわけでもないのに、お腹の調子が悪かったり、食事の後は必ずお腹を下してしまう…。
そんな人は、腸が疲労している可能性が高いです。
腸疲労は、体に様々な悪影響を与えます。
腸が疲れたサインを、見落としたり見て見ぬふりをしないことが、腸活への第一歩です。
【腸の3つのはたらき】
腸には、
・食べたものを消化する
・栄養素や水分を吸収する
・不要なものを便として排出する
という大きな3つのはたらきがあります。
腸が疲れてしまうと、これらの活動全ての機能が低下してしまうことになります。
その結果、食後の腹痛、便秘や下痢、おならが臭いなどの症状が現れてしまうのです。
【腸が疲れるって?】
腸が疲労するというのは、腸内細菌のうち善玉菌が減り、腸内細菌のバランスが崩れて、その影響で腸の粘膜がきちんと修復されずに荒れてしまった状態を指します。
知らず知らずのうちに腸が疲れやすい生活を送っている人も多く、その原因として挙げられるのが、
・栄養バランスの崩れた食生活
・睡眠不足
・運動不足
・ストレスの蓄積
などです。
特に現代の食事では、善玉菌のエサとなる食物繊維の摂取量が減り、腸内細菌のはたらきを悪くする添加物の摂取が増えています。
このような食生活の変化によって、老若男女関係なく、腸を疲れさせてしまう人が急増していると言われています。
【腸疲労を防ぐために】
腸が疲れたサインを出している時は、いつも以上に腸を休ませる生活を意識することが大切です。
・栄養バランスの整った食生活(特に食物繊維を多く摂る)
・毎日の良質な睡眠
・適度な運動習慣
・ストレスを溜め込まない生活
などに気を付けると、腸内環境が良好に保たれるようになります。
強いストレスを感じ続けていると、交感神経が優位になりやすく、これがっ腸内細菌のはたらきを低下させることがあります。
また、既に腸が疲労状態にあるという人は、お腹を冷やさない、お腹を温めることを意識してみましょう。
もともとお腹が弱いから…といって、腸疲労のサインを見逃している人も多いようです。
ぜひ、腸を疲れさせない生活を送る努力をしてみましょう。
腸に良い習慣を少しずつでも取り入れることで、お腹の調子だけでなく、肌の調子や心の調子も整いやすくなります。