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夏の冷え対策に!超簡単な『ふるえ手合わせ体操』のやり方

体の冷えは、冬だけ気を付けていれば安心!というわけにもいきません。

実は夏場も、エアコンによる冷え、薄着による冷え、素足による冷え、湯船に浸からない習慣による冷えなど、様々な冷えのリスクが存在しています。

特に、冬場にひどい冷えの症状に悩まされていた人は、そもそも体の内側から温める力が弱いことで、夏でもちょっとした環境で体が冷えやすい人も多いです。

 

体の中から熱を生み出す能力が低い原因の一つが、筋肉量の少なさです。

一般的に、女性は男性よりも筋肉量が少ない人が多く、冬でも手先の冷えに悩まされている人も少なくありません。

かといって今から筋肉を増やすような運動やトレーニングをするのもしんどいと感じる人も多いでしょう。

そこで、筋肉量の少ない女性でも手軽に取り入れられる温活の一つが、「ふるえ手合わせ体操」です。

 

【ふるえ手合わせ体操のやり方】

1.背筋を伸ばして真っすぐ立ち、両足を揃え、両方の手の平を胸の前で合わせて合掌のポーズをとる。

 

2.両手で押しあうように力を入れ、同時に太ももも左右から押しあうように合わせる。この時、腕や肩、指がプルプルとふるえるくらいに力強く押しあうのがポイント。30秒から1分間力を入れ続けた後、脱力する。

 

胸の前で両手を合わせ、思いっきり押し合うという簡単な方法です。

座って行う場合は、太ももの間に細長く丸めたタオルなどを挟んで行うと、足に力を入れやすくなります。

また、四十肩や五十肩の人は、両手を合わせる位置を少し低くすると、楽な体勢がとれると思います。

呼吸は深くゆっくりと続けてください。

 

私たちの体には、自律神経の指令によって筋肉をふるえさせ、熱を発生させるという防御システムがあります。

例えば、寒い日に尿を出すと、体がブルブルっとふるえることがありますよね。

これは尿とともに熱が体外に放出されることで、一時的に下がった体温をもとに戻そうと、筋肉をふるえさせて熱を生み出そうとする体の反応なのです。

普段は自律神経によってふるえさせる筋肉ですが、自分の意思でふるえを起こすことで、熱を効率良く生み出すことができます。

ふるえ手合わせ体操では、簡単なアクションで筋肉をふるえさせることで、体がポカポカと温まるのをすぐに実感できる人も多くいます。

すき間時間に積極的に行うことで、特別な道具などがなくても、体を冷えから守る温活ができるというわけです。

夏の冷え対策に、ぜひふるえ手合わせ体操を取り入れてみてください。

併せて、筋肉量を低下させないための運動を続けられると、より効果的な温活へとつながります。