健康や美容のために、しっかりと水分補給をすることはとても大切なことです。
しかし、意外と多いのが、水を飲むのが苦手な人。
味のない水を1日何リットルも飲むことに、苦痛を感じてしまう人も少なくないようです。
健康や美容の話をしていても、「水をたくさん飲もう」という話はよく耳にしますが、これってお茶ではダメなのかな?と疑問に思ったことがある人も多いはず。
結論から言うと、お茶より水の方が、健康や美容につながる効果がより高く期待できます。
もちろん、お茶でも水分補給はできますし、水にはない成分の摂取ができるというメリットもあります。
しかし、健康や美容のためにたくさん水分を補給したい!という時には、お茶より水の方が効率が良いのです。
【お茶より水が良い理由】
お茶に含まれる成分の中には、吸収されにくいものや、消化の必要があるものも含まれています。
体への吸収率を考えると、水の方が負担なく吸収することができます。
お茶類も、もとをたどれば水からできていますが、お茶の成分をいったん取り除いて、水の状態にしてから体の中で使われるため、はじめから水を飲むことで、その手間や負担を省くことができるのです。
また、お茶に含まれるカフェインが眠りの妨げになったり、ポリフェノールが歯の着色の原因になる、タンニンが鉄の吸収を阻害する、シュウ酸が尿路結石のリスクを高めるなど、お茶は種類や飲み方によって、注意しなければならない点もいくつか出てきます。
一方で水は、よほど飲み過ぎない限りは、健康被害を気にする必要がなく、誰でもより安心して飲むことができると言えるでしょう。
そもそも水には、ほかの成分を吸着する役割があります。
その吸着するという性質が、体の中の老廃物を排出するのに役立つので、やはり健康や美容のための水分補給にはお茶より水がおすすめです。
味のない水を美味しく飲めないという人は、もしかすると普段から濃い味付けに慣れ過ぎてしまっているのかもしれません。
水を美味しく飲めるように、まずは食事の内容の見直しから始めてみると良いでしょう。