【いびきをよくかく人の特徴】
・太っている
・首が太くて短い
・仰向けに寝る
・口を開けて寝る
・お酒をよく飲む
・鼻炎やのどの病気がある
・疲労やストレスが溜まっている
これらの特徴に当てはまるものが多いほど、いびきをかきやすい人と言えます。
特に注意したいのが、肥満です。
中高年のいびきの原因で最も多いのが、肥満だとも言われています。
肥満になると、のどの内側や舌にも脂肪がついて、それだけでのどが狭くなりやすく、いびきのリスクも高まります。
肥満の人が仰向けに寝ることで、舌がより奥の方へと落ち込むことで、のどはさらに狭くなってしまいます。
肥満体型の人は、寝る時に横向きになりにくく、仰向けに寝る人が多いことも、いびきのかきやすさにつながっているのです。
また、飲酒によるいびきは、一時的なものならそれほど心配はいりませんが、毎日必ずお酒を飲んでから寝ているという人は、その分いびきも慢性化しやすいので、注意が必要です。
【いびきをかきにくくする方法】
すぐにできるいびき対策として挙げられるのが、仰向きに寝る姿勢を避け、体を横向きにして寝ることです。
軽度のいびきであれば、横向き寝にするだけで、いびきをかかなくなる人もいます。
ただし、肥満の人は、どうしても寝ているうちに仰向けの姿勢になりやすい人が多いので、まずは肥満を改善することも、いびきの解消につながります。
肥満体型でない人でも、寝ている間は何度も寝返りをうって、そのうち仰向けになっていびきをかいてしまうこともあるでしょう。
まずは寝入る際に横向きの姿勢になることを習慣づけ、抱き枕を使ったり、背中に丸めた毛布を当てておくなどの方法で、できるだけ横向き寝の姿勢をキープできるようにしてみましょう。
そのほか、
・日ごろから口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する
・ストレスを溜め込まない
・寝る2時間前からはお酒を飲まない
など、いびきの原因になりやすいことを、一つずつ対策していくことが大切です。
ただし、色々とやってみても、大きないびきの症状が改善されない時には、深刻な睡眠時無呼吸障害の可能性もあります。
あまり自分では気付けない睡眠中のいびきですが、いびきをかきながら寝る習慣は、体にとって負担になっている可能性が高いので、ぜひいびき対策を取り入れてみてください。