「森のバター」という別名を持つアボカド。
アボカドのクリーミーな味わいは、一度ハマるとクセになりますよね。
メインの食材として扱われることはそれほど多くはないかもしれませんが、アボカドが大好きでよく食べる!という人はたくさんいると思います。
実はアボカドの魅力は、濃厚な味わいだけではありません。
アボカドは非常に栄養価の高く、美容や健康にも積極的に役立てていきたい食材でもあります。
その栄養価の高さから、「食べる美容液」と呼ばれることもあるほどです。
【アボカドの栄養】
不飽和脂肪酸
アボカドは脂肪分の多い植物ですが、含まれる脂肪の多くは、リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、皮下脂肪にはならずに血液中の悪玉コレステロール値を下げるはたらきがあり、動脈硬化の予防や老化防止に大いに役立ちます。
アボカドは、良質な脂質を摂取するのにおすすめの食材です。
食物繊維
意外と知られていないのが、アボカドに含まれる食物繊維の豊富さです。
アボカドには、水溶性と不溶性、どちらの食物繊維も含まれています。
毎日の食事でアボカドを食べることで、腸内環境を整え、便秘の予防改善に役立ちます。
ビタミン類
アボカドには、
・免疫システムの強化や維持を促進する抗酸化作用を持つビタミンE
・血液の凝固作用と健康な骨のために重要なビタミンK
・コラーゲンの生成を促してハリのある肌へと導くビタミンC
・皮膚や粘膜の健康維持に効果的なビタミンA
・疲労回復効果や、糖質の代謝を促してダイエットに役立つビタミンB2
・ホルモンバランスを整えるはたらきのあるビタミンB6
など、豊富なビタミン類が含まれています。
ミネラル
アボカドにはカリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分、亜鉛といった、健康や美容に嬉しい様々なミネラル成分も豊富に含まれています。
ミネラルが不足しがちな女性は、アボカドで簡単にミネラル補給をすることができます。
このように、アボカドには様々な栄養がぎゅっと詰まっています。
ただし、アボカドは非常に脂肪分の多い食べ物です。
その脂質の多くは不飽和脂肪酸のため、確かにコレステロールの摂りすぎなどを気にする必要は少なく済みますが、それでもカロリーは1個あたりおよそ250キロカロリーもあることを忘れてはいけません。
アボカドは果実の中で最も高カロリーです。
アボカド1個でご飯1杯分ものカロリーになります。
そのため、食べすぎは当然カロリーの摂りすぎにつながります。
体に良い影響を与える不飽和脂肪酸も、脂肪分であることには変わりはないので、摂りすぎると当然肥満の原因になってしまうので注意しましょう。