1日中立ち仕事やデスクワークを頑張った後、特に気になるのが、脚の浮腫みやだるさです。
日中、長時間立ちっぱなしの姿勢を続けたり、反対にデスクワークで脚を動かさないような生活を送ると、どうしても脚の筋肉や関節がこわばり、下半身が浮腫みやすい状態になってしまいます。
さらに、脚だけでなく、全身の血流の悪化にもつながり、体中の様々な不調の原因にもつながります。
ストレッチやマッサージで脚の浮腫みをとることで、こわばった下半身の筋肉をほぐし、全身の血流を促すことができます。
毎日仕事後に、しっかりと全身の疲れをほぐすようなケアができれば良いのですが、疲れて帰ってすぐに寝てしまうという人も、中にはいるでしょう。
しかし、筋肉や関節がこわばった状態をいつまでも放置していると、血流がなかなか改善されずに、日中の温活の効果も現れにくくなります。
特に睡眠中は、全身の細胞をメンテナンスするための大切な時間です。
同じ睡眠時間でも、体がこわばったまま眠るより、できるだけ体をほぐしてから眠りに入る方が、全身の毛細血管への血液循環がスムーズに巡るようになって、睡眠中のメンテナンス効率も確実にアップするはずです。
仕事で疲れが溜まっている人ほど寝る前に体をほぐす習慣、力を抜く脱力タイムを設けて、睡眠の質を高めましょう。
【寝る前に行う体をほぐす脱力ポーズ】
脚上げポーズ
仰向けに寝転がり、両脚を壁に立てかけるようにして上げる。
できるだけひざの裏を伸ばし、骨盤が壁に向かって真っすぐになるようにして、両脚をしっかりと持ちあげる。
その姿勢で全身の力を抜き、ゆっくりと呼吸をする。
脱力ポーズ
仰向けに寝転がり、手脚を楽に伸ばして、背骨を真っすぐ伸ばす。
手、脚、腰、お腹、背中、肩、首、顔など、とにかく頭から手先・足先まで、全身の力を抜くことだけに集中し、ゆっくりと呼吸をする。
ゴキブリポーズ
仰向けに寝転がり、両手両脚を天井に向かって持ち上げて、ブラブラと揺らす。
お腹に力を入れながら、上げた手脚の力は抜いて、手先・足先までしっかりと揺らす。
どのポーズも、布団の上や寝室で、寝る前にリラックスした状態で行ってください。
交感神経を刺激するような運動は、寝る前には適しません。
体の力を抜いてから寝る、この習慣だけで、睡眠の質を高め、メンテナンス力をアップさせる効果が期待できます。