仕事で長時間パソコン作業をしたり、勉強のために何時間も同じ参考書を読んだり…。
また、家の掃除を何時間も連続で行ったりなど、仕事や勉強、家事などで、同じことを何時間も続けていると、途中でうんざりして投げ出したくなった経験、ありませんか?
同じことをずっと連続で続けていると、眠くもないのに眠気を感じたり、まだ午前中なのに1日の終わりころのような疲労感を覚えることがあります。
そんな時、あなたはどうしますか?
しんどくても頑張って続ける人もいれば、集中力が切れて諦める人もいるでしょう。
同じ作業を長く続けていると、脳細胞が繰り返し使われて、短時間でも疲労がたまりやすくなります。
疲れた、眠い、投げ出したいなどの感情は、実は脳が疲れて「休んで!」というサインを送っているのです。
この脳からのサインを無視して、同じ作業を継続すると、脳神経のはたらきが低下し、作業効率が悪くなります。
また、視野が狭まって注意力まで下がってしまい、普段はしないような簡単なミスをしやすくなるのです。
それでも、目の前にやるべきことが溜まっていたら、全てを投げ出すことはできませんよね。
かといって、疲れた状態で突き進んでも、思うようにはかどらなくてストレスが溜まり、結局はミスをして仕事が増えてしまうというケースもよくあります。
そして、脳は拾う状態に加えてどんどんストレス状態になっていき、作業の効率は悪くなる一方です。
もちろん、まだ頑張れる!という時は、頑張ることも大切です。
しかし、脳からの「飽き」のサインには、できるだけ休憩やリフレッシュを挟む方が、結果的にうまくいくことも多くあります。
脳を長時間同じ作業で酷使すると、脳の機能が低下し、これを回復させるために時間がかかってしまいます。
1日の作業効率を上げるコツは、脳の機能が低下する前に休ませることです。
そうすることで、少しの休憩でも脳の疲れをしっかりとカバーできるようになります。
例えば、3時間連続で作業して15分間の休憩をとるよりも、1時間ごとに5分の休憩を挟んだ方が、脳は疲れにくいというわけです。
もちろん、人や環境によって脳の疲れ方に差はあるものの、「飽きて疲れた」というサインは、脳を休ませた方がいいタイミングなのです。
ですから、飽きたら無理をせず、少しでも休憩を挟んだり、合間に他の作業を行うなどして、脳の連続酷使を防ぎましょう。
サインを無視して無理をしすぎると、重大な健康被害につながる恐れもあります。
上手に休んで脳を休ませながら、作業効率のアップを目指しましょう。