ほど良い酸味があって美味しい柑橘系の果物、子供から大人まで幅広く人気があり、日常的に食べている人も多いでしょう。
そんな柑橘類に含まれる優れた成分として注目されているのが、「ヘスペリジン」です。
ヘスペリジンは、柑橘系ポリフェノールの一種で、みかんやオレンジ、ゆず、シークワーサーなどの柑橘系の果物に多く含まれています。
ポリフェノールとは、植物に含まれる抗酸化物質のことで、近年健康効果や美容効果が非常に高い成分として何かと話題になっています。
ポリフェノールと聞くと、チョコレートや赤ワインなどを思い浮かべる人も多いと思いますが、このヘスペリジンという柑橘系ポリフェノールには、優れた血流促進作用があることが明らかになってきています。
そのため、1年中冷えに悩まされる人や、冷えからくる様々な体の不調を抱える人に、特におすすめのポリフェノールなのです。
ヘスペリジンには、血流をはじめとする体内の“巡り”をサポートする力があります。
日本には古くから、冬至の日にゆず湯に入る習慣がありますよね。
昔から柑橘類は、体を温めるために活用されてきました。
近年、健康や美容のために取り入れる人が多い温活にも、このヘスペリジンを役立てることができます。
ただし、ヘスペリジンは、柑橘類の皮や白いスジの部分に多く含まれている成分です。
そのため、普通に柑橘類を食べているだけでは、思うようにヘスペリジンの摂取につながらないことがあります。
また、ヘスペリジンは極めて水に溶けにくい、つまり吸収されにくいという性質があることから、果物から効果に十分な量を摂取するのは難しいと言われてきました。
そこで今、ヘスペリジンに酵素を使ってブドウ糖を付加した「糖転移ヘスペリジン」によって、多様な健康食品への用途が実現しています。
つまり、高い吸収性を持つヘスペリジンの接種が、サプリメントや健康食品によって可能になってきているのです。
ヘスペリジンによって期待できる効果には、ほかにも
・免疫力アップ
・血管力アップ
・クマやくすみの改善
・浮腫みの予防改善
・精神の安定
などが挙げられます。
ヘスペリジンを上手に生活に取り入れることで、冷えからくる様々な不調の改善につながります。
今後も、柑橘系ポリフェノールであるヘスペリジンの進化に期待しましょう。