だんだん暖かくなってくると、外に出て体を動かす機会も、少しずつ増えてきますよね。
天気が良いから遠くの公園まで散歩がてら歩いてみよう、山登りやハイキングに出かけようなどと、春の時期にはアクティブになる人も多いのではないでしょうか。
ところが、いざ歩いてみると、足に痛みを感じたり、歩きにくい、足に違和感があるなど、足のトラブルによって、外出自体がストレスになってしまうケースも少なくありません。
特に久々の運動や遠出の際には、よくある足先のトラブルに注意しましょう。
【よくある足先のトラブル】
足裏のアーチがなくなっている
足の裏の中央部分には、土踏まずと呼ばれるアーチ型のくぼみがあります。
しかし、この足裏アーチは、筋力やじん帯の機能の低下によって、加齢とともに失われ、いわゆる偏平足気味になってくる傾向があります。
この足裏のアーチには、歩く時のバネになったり、着地の衝撃を吸収するなどのはたらきがありますが、ぺたんこな足裏では、その機能が十分に発揮されず、足が痛い、疲れやすいなどの症状の原因になってしまうのです。
足に合わない靴を履く
普段から大きめのサイズの靴を選ぶ人は、長距離を歩いていると、靴の中で足がこすれ、足の痛みやタコができる原因になります。
かといってきつすぎる靴も、足先が押しつぶされて痛みの発生につながりますので、自分の足にあった靴選びを心がけましょう。
たくさん歩く時用に、サイズがしっかりと合っていて、靴底が薄すぎず、クッション性のある機能的な靴を用意しておくと便利です。
オシャレなファッション性の高い靴は、運動に向いていないことも多いので、靴の使い分けも上手に行いましょう。
巻き爪、長すぎる爪
特に運動不足の人は、巻き爪のリスクが高くなります。
また、巻き爪を放置していたり、足の指の爪が長いまま歩くと、爪がくい込んで出血したり、足先の強い痛みやケガの原因にもなります。
運動前やたくさん歩く際には、爪のチェックも忘れずに行いましょう。
暖かくなってきたら、体を動かそうという意識はとても良いものです。
しかし、久々の運動や外出では、やはり足先のトラブルのリスクも高くなります。
事前に準備やチェックをしっかりと行い、トラブルなく遠出を楽しめると良いですね。