リモートワークの普及により、目の不調を訴える人が増加傾向にあるといいます。
昼間はパソコンの画面とにらめっこし、仕事が終わるとテレビやゲーム、寝る直前までスマホ操作…。
このような生活では、視力の低下のほかにも、疲れ目やドライアイなど、様々な目に関する不調につながります。
さらに、日常生活で目を酷使することで、目元のシワやクマ、たるみなどの原因にもつながります。
アイクリームなどを使ってケアをしても、なかなかシワやたるみが改善されない場合は、目の使いすぎが一因になっているのかもしれません。
そこで、簡単にできる眼筋トレーニングで目元の悩みを改善させる方法を紹介します。
眼筋トレーニングの際には、目だけに神経を集中させるのではなく、呼吸を整え、顔に近い首や肩、鎖骨までよくほぐしてください。
ガチガチに固まった状態では効果が半減してしまうので、体の緊張もほぐして、リラックスした状態で眼筋トレーニングを始めましょう。
また、目元の皮膚はとても薄いため、保護するためにクリームなどを塗ってから行います。
【目尻のシワ対策】
①目を覆うように親指以外の4本の指全体を押し当てる
②ゆっくりと内側から外側に向かって円を描くように10回ほど回す
③目尻にある、目を開閉した時に筋肉が動く場所を探し、中指と薬指でグッと押すように圧力をかける
④押したまま目を大きく開けたり閉じたりを10回繰り返す
【目元のたるみ・クマ対策】
①両小鼻の横に中指をあて、軽い力を入れながら左右に5回スライドさせる
②指をあてる位置を上にずらし、同じ動作を繰り返し、目の下にくるまで2~3回行う
③次に小鼻の外側の筋肉を中指でしっかりと押さえて、口を「え」「お」の形に大きく5回動かす
【かすみ目・疲れ目対策】
①目を思い切り見開き、目線をできるだけ大きくゆっくり一周させる
②目の周りの筋肉の疲れを感じるまで数回続ける
③目の前に人差し指を立てて視線を合わせ、その指を顔からだんだん離して遠ざけ、目線で追いかけます
④指を遠ざけたり近付けたりを数回繰り返す
どの動作もおおげさにやるのがおすすめです。
眼筋は、意識して動かさないと、体の筋肉と同じで衰えていってしまいます。
眼筋を弱める環境が多い現代なので、眼筋トレーニングで目元の悩みの解消につなげていきましょう。