健康効果も高く、美味しく、安い!
こんな3拍子揃った食品が、納豆です。
健康や美容のために、毎日納豆を食べている人も多いのではないでしょうか。
納豆が体に良いことは、ほとんどの人がすぐにイメージできると思います。
納豆といえば、発酵食品の代表格でもあるでしょう。
でも、納豆の賞味期限って、意外と短いですよね。
発酵食品なのに、賞味期限があるのはなぜ?
賞味期限を過ぎた納豆は食べられないの?など、身近な健康食材でもある納豆のちょっとした疑問を解決していきましょう。
【納豆に賞味期限があるのはなぜ?】
まず、発酵食品のことを、腐っていることと同じように扱う人がいますが、これは間違いです。
食品が腐った状態というのは、健康に害を与える雑菌が繁殖しています。
これに対し発酵は、食品がより美味しくなるための微生物の繁殖を意味します。
多くの発酵食品は、ちょうど良いところで発酵が留められ、美味しさや栄養が引き出された状態です。
だから、発酵食品である納豆にも、美味しく食べることができる賞味期限が表示されているのです。
【賞味期限が切れた納豆はどうなるの?】
では、賞味期限が切れた納豆はどうなるのか?
納豆は納豆菌の作用によって、少しずつ発酵が進んでいきます。
そのため、賞味期限を過ぎてしまうと、風味が落ちたり、ニオイが強くなってしまいます。
つまり、すぐに腐ってしまうというわけではなく、美味しく食べられなくなってしまうというイメージです。
賞味期限が過ぎた納豆は、容器の中で発酵が進み、見た目が茶色っぽくどろっと溶けたようになり、ツンとする刺激臭や、食べるとシャリシャリと砂のような食感、苦みなどが発生します。
このような状態の納豆を食べても、重大な健康被害につながる恐れは低いと考えられますが、やはりせっかく食べるなら美味しく納豆を食べたいですよね。
納豆は発酵食品だから、賞味期限は無視して大丈夫!という人もいますが、納豆の賞味期限は、納豆を最も美味しい状態で食べられる目安の期限なので、やはり賞味期限内に食べることをおすすめします。
商品により若干のばらつきはありますが、市販の納豆は基本的に、十分に熟成されて美味しい状態で店頭に並んでいます。
賞味期限内はいつでも美味しく食べられるようになっているので、適切な量や食べ方で、これからも納豆パワーを健康や美容に役立てていきましょう。