「おやつ」と聞くと、どうしても太る!ダイエットの敵!食べない方が良い!などと真っ先に思ってしまうでしょう。
しかし、おやつを食べること=太る、というわけではありません。
おやつも、食べ方によっては、むしろダイエットの味方につけることもできます。
もちろん、ケーキやチョコレート、スナック菓子などを好き放題食べていたら、おやつは体にとって「悪いもの」になってしまいます。
これは普段の食生活にも当てはめることができることで、1日3食食べた方が健康に良いからといって、食べる量や内容、タイミングによっては、むしろ食事によって健康を害することもあります。
おやつを食べていなくても、太ってしまうケースもあるでしょう。
つまり、“何をどう食べるか”、これが重要です。
おやつを食べること自体が肥満に直結するのではなく、おやつにも食事にも、太らない食べ方、健康や美容に良い影響を与える食べ方というものがあるのです。
【おやつを食べることのメリット】
1.栄養素の補給
朝、昼、夕の3食では不足しがちな栄養素を、おやつによって補うことができます。
子育ての中でも、子供には毎日おやつ(間食)を含めた1日4食で、十分な栄養を摂りましょうという指導があります。
特におやつによって補いたい栄養素は、カルシウム・ビタミンC・マグネシウムなどの場合が多いです。
普段の食生活に栄養の偏りを感じる方は、間食をうまく使うことで、1日に摂取する栄養を理想に近付けることができます。
2.集中力の維持やストレス軽減
食事と食事の間が長くあく場合、空腹の状態が長時間続いてしまいます。
空腹は集中力を低下させ、ストレスを増やしてしまいます。
適切な時間に適切な量のおやつを挟むことで、次の食事をほどよい空腹感で迎えることができます。
また、空腹を我慢しすぎることは、かえってダイエットを失敗させる原因にもなりかねません。
食べ方や食べるものに注意すれば、おやつ自体はダイエットの妨げにはなりません。
3.夕飯の食べ過ぎ防止
朝、昼、夕の3食の中で、最も軽めに済ませるべきなのが夕食です。
朝食や昼食は、一日の活動によりエネルギーが消費されやすいのに対し、夕食は食べて寝るだけ…という場合も多く、夜は昼間に比べてそれほど多くのエネルギーを必要としません。
おやつのタイミングを上手に入れることで、夕飯の食べ過ぎ防止なども可能になります。
では実際に、太らないおやつの食べ方、体に良いおやつの内容などを、次回紹介していきましょう。