【覚えておきたいホルモンの種類】
2. 幸せホルモン(セロトニン、オキシトシンなど)
幸せホルモンとも呼ばれているのが、「セロトニン」や「オキシトシン」などのホルモンです。
脳内と腸内から分泌されるセロトニンは、うつ病予防や腸内環境改善にも役立つといわれます。
また、セロトニンは、朝起きて太陽の光を浴びることで分泌がスタートし、夜には睡眠ホルモンのメラトニンとして、良質な睡眠を支える役割を果たします。
つまり、セロトニンの分泌を促すことで、メラトニンのはたらきを高め、睡眠をサポートするはたらきにもつながっているのです。
一方、オキシトシンは、愛情ホルモン、癒しホルモンなどとも呼ばれ、気持ちが穏やかな時や優しい感情を持った時にたくさん分泌されることで知られています。
強いストレスを感じた状態では、オキシトシンはなかなか機能しません。
オキシトシンは、人や動物などの生き物と触れ合うことで、分泌が活性化されることが分かっています。
3. 美肌ホルモン(エストロゲンなど)
女性ホルモンの一種でもある「エストロゲン」は、女性の妊娠機能に大きく関わるほか、肌のツヤや潤いを保ち、肌のハリを支えるコラーゲンを増やしたり、つややかで健康的な髪の毛を維持するはたらきなどがあります。
まさに、女性の美を支えるホルモンともいえるでしょう。
しかし、エストロゲンは40~50歳頃に急激に減少し、分泌のリズムも乱れ始めます。
エストロゲンは、女性の「更年期」に関わる重要なホルモンでもあるのです。
4. 老化ホルモン(インスリン、コルチゾールなど)
ここで、体に良くない影響を与えるホルモンについても紹介しておきます。
「インスリン」や「コルチゾール」などのホルモンは、体の機能を調整する重要な役割を持つ一方で、増えすぎると体に害を与える老化ホルモンになってしまう恐れがあります。
インスリンは、血糖値を下げて体内の細胞に糖を届けるというはたらきがありますが、分泌量が多すぎると肥満につながる存在としても知られています。
コルチゾールは、別名ストレスホルモンと呼ばれ、強いストレスや睡眠不足などによって過剰に分泌されると、免疫力の低下、血糖値や血圧の上昇などにつながります。
いかがでしたか?
一度は聞いたことがあるホルモンの名前もいくつかあったことと思います。
ホルモンと上手に付き合うことで、運動やスキンケアだけでは叶わないような健康効果や美容効果も大いに期待できるはずです。
良いホルモンをたくさん出す生活で、体も心も元気に!毎日を生き生きと過ごしましょう。