数ある果物の中でも、老若男女問わず人気のあるいちごは、見た目も可愛く、ケーキやその他のお菓子にもよく使われていますね。
スーパーでも手軽に手に入ることや、毎年いちご狩りの季節を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
そんないちごの栄養について、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
いちごの栄養や効果を知れば、今よりもっといちごが好きになると思います。
【いちごの栄養】
1.ビタミンC
イチゴには、非常に豊富なビタミンCが含まれます。
ビタミンCといえばレモンを思い浮かべる人が多いと思いますが、だからといって、ビタミンC摂取のためにレモンをたくさん食べる人はあまりいませんよね。
一つ食べ始めるとパクパクと何個も食べてしまうことも多いイチゴは、誰でも手軽にビタミンCを摂取するのに適しています。
目安としてイチゴを7~8個食べれば、1日に必要な量のビタミンCが補えると言われています。
ビタミンCはコラーゲンの生成促進やメラニンの抑制効果、抗酸化作用など美肌に優れたはたらきを担います。
また、免疫力を高めて風邪予防につながる効果も期待できるので、この時期は特に積極的に摂りたい栄養です。
2.ペクチン
イチゴには、水溶性食物繊維のペクチンも含まれています。
ペクチンには、便を柔らかくして便秘を解消したり、善玉菌のエサとなって腸内環境を整える効果があります。
また、イチゴは水分を多く含むフルーツなので、その点でも便秘の予防解消に役立つでしょう。
3.アントシアニン
イチゴの赤い色素成分であるアントシアニンは、ポリフェノールの一種です。
特に視力の回復や眼精疲労の解消に効果のある成分で、目のかすみや疲れ目などの不調を防ぎます。
また、抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待でき、ガン予防にも効果があると言われています。
4.葉酸
イチゴに葉酸が多く含まれているのは、知らない人も多いと思います。
イチゴの葉酸含有量は生のフルーツの中で3位に位置しますが、イチゴより上のドリアンやライチはあまり手軽に食べられるものではありませんよね。
葉酸は妊娠中の女性に特に必要な栄養素として知られるほか、生活習慣病の予防や肌のターンオーバーの促進にも役立ちます。
イチゴをたくさん食べることで、不足しがちな葉酸を効率良く摂取できます。
また、いちごは、水分が多く含まれるので、甘さのわりに低カロリーな果物です。
ただし、練乳や砂糖をかけて食べてしまうと、当然カロリーや糖質量も一気に上がってしまうので、できるだけいちご本来の甘さを楽しみながら食べるのがおすすめです。
冬に美味しいいちごを食べて、健康や美容に役立てましょう。