食べ物なら肌につけても安心…それって本当?
美肌のためにできることは何だろう?と考え、色々な情報について調べ、それを実践していくことは、決して悪いことではありません。
むしろ、そのような気持ちや行動力があるからこそ、数年後の自分の肌を、少しでも美しい状態に保つことができるのだと思います。
しかし、肌に良いと言われていることは、何でもかんでもやった方が良い!やればやるほど肌に良い!というわけではありません。
美肌のために続けていたスキンケアが、むしろ肌の負担になってしまったとしたら、とてもショックですよね。
例えば、よくあるケースなのが、食品を使ったスキンケアです。
オリーブオイルを使ったマッサージ、はちみつを使った洗顔、レモンやきゅうりを使ったパックなど、皆さんも一度は見たり聞いたり、あるいは実際にやってみたことがある人もいるでしょう。
なんとなく、食べられるものは肌につけても安全!というイメージを持っていませんか?
口に入るものなら刺激は少ないだろうし、優しくスキンケアができる!と思っているかもしれませんが、それは大きな間違いです。
食べるのは問題なくても、肌につけるとトラブルを起こすものは、意外と身の回りにたくさんあります。
そもそも、食べ物は美味しさを1番に考えて作られているものが多いので、そのうま味のための成分が、肌にとって良いものであるとは限りません。
むしろ、肌に負担や刺激となってしまう可能性も十分に考えられます。
無添加食品、オーガニック食品なら大丈夫だと思うかもしれませんが、たとえ自然由来のものでも、食べるのと肌に直接つけるのでは、話は違ってきます。
国産のレモンを使ったレモンパックでは、確かに農薬などの心配はいらないかもしれませんが、レモン自体に含まれるソラーレンという物質は、紫外線に反応して色素沈着を起こすことがあります。
美肌のためにやったことが、かえって肌の状態を悪くするという例は、決して珍しくありません。
食べ物を積極的に肌につけるスキンケアは、あまりおすすめできません。
それでも、自分の肌に食べ物をつける時には、少量から試すことや、異常があったらすぐにやめること、食べ物の中の成分が刺激となって肌に負担がかかることもあることなどを、必ず覚えておきましょう。
本当に肌のためになるスキンケアを、しっかりと見極めて取り入れていくことが大切です。