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赤ワインは認知症に効く!?

最近は、スーパーやコンビニなどでも、安くて手軽に買えるようになったワイン。

ワインバーも次々オープンするなど、老若男女問わず人気が高まっているお酒ですが、ワインの魅力は美味しさだけではありません。

ワインの主原料は、ブドウです。

ブドウの皮と種を取り除いて搾った果汁から作られるのが白ワイン、皮と種を一緒にして果汁を搾ったのが赤ワイン。

この2種類のワインのうち、認知症予防に効果が期待できると言われているのが、赤ワインです。

ワインで認知症予防!?と驚かれるかもしれませんが、実は赤ワインには、ポリフェノールがたっぷりと含まれています。

 

【ポリフェノールについて】

ポリフェノールは、色素や苦みのもととなる成分で、自然界に5,000種類以上も存在していると言われています。

ポリフェノールは、抗酸化作用の非常に強い成分です。

活性酸素など体にとって有害な物質のはたらきを抑える効果が期待できるほか、それぞれの種類によって独自の機能を持っています。

 

【赤ワインのポリフェノール】

赤ワインに含まれているポリフェノールには、アントシアニン、タンニン、レスベラトロールなどの種類が挙げられます。

このうち、あまり聞き慣れないレスベラトロールというポリフェノールには、アルツハイマー型認知症の発症リスクや死亡率を下げる効果が、研究によって明らかになってきています。

レスベラトロールは、認知症の原因となる「アミロイドβたんぱく質」という脳のゴミを分解し、生涯の起きている神経細胞を正常な状態に戻す効果があるほか、短期の記憶や学習機能に関わる脳の機能の改善効果なども期待できると言われています。

 

【シナモンホットワイン】

寒い時期には、体が温まるホットワインにして飲むのがおすすめです。

さらに、体を温める効果を高めたり、認知症予防効果を高めることが期待できるシナモンをプラスすることで、より健康効果の高い赤ワインを味わうことができます。

なお、ホットワインに使う赤ワインは、「フルボディ」「ミディアムボディ」と書かれているものを選びましょう。

ブドウの品種は「カベルネソーヴィニヨン」「シラー」などが、ポリフェノールの含有量が多くておすすめです。

鍋に赤ワインを入れ、沸騰直前まで温めた後、小さじ5分の1程度の少量のシナモンパウダーを入れてよく混ぜれば、シナモンホットワインの完成です。

ただし、いくら健康効果が高いからといって、飲み過ぎには十分注意しましょう。