赤ちゃんのようなもちもちでスベスベの肌に憧れる女性は多いもの。
しかし、30代、50代、70代になって、生まれた時と同じ肌の状態を維持することはできないと、ほとんどの人が認識していると思います。
加齢とともに、どうしても肌の状態も変化していきますが、あなたの肌の変化は、本当に加齢による変化でしょうか?
私たちの肌には、外部や内部からの刺激から肌を守る力や、ダメージを受けた肌を修復する力など、肌本来が持つ様々な力が備わっています。
このような肌の持つ力は、年齢を重ねることにより、少しずつ衰えていくもので、これがいわゆる肌の老化です。
体と同じように、肌も加齢によって老化していくものなので、赤ちゃんと同じ肌の状態をいつまでも保つことはできません。
しかし、歳を重ねるスピードは全ての人に同じはずなのに、この老化のスピードには明らかな個人差があります。
同じ年齢の人の肌を見て、自分の肌よりキレイ!あんな肌になりたい!と思ったことはありませんか?
なぜ肌の状態に差が出るのかというと、肌の老化の原因は加齢だけではないからです。
毎日様々なダメージを受けた肌が、それを修復しきれずに蓄積して、数年後の肌の状態に影響していきます。
【肌の老化につながる3大原因】
1.加齢
加齢により体の機能が衰えるように、肌の機能そのものが衰えるのが、加齢による肌老化です。
例えば、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが乱れたり、ダメージを受けた肌への修復力が衰えたりする現象で、生きている限り誰にでも起こる肌の自然な変化です。
2.光(紫外線)
長い年月をかけて肌にダメージを蓄積させるのが、肌の光老化(紫外線老化)です。
紫外線が直接肌の奥に入り込んで細胞を破壊したり、蓄積した紫外線が肌内部で活性酸素を発生させ、肌の老化を大幅に加速させる要因となります。
3.疲労(ストレス)
季節の変化や生活リズムの乱れ、精神的なストレスなどによっても、肌の老化のスピードが速まります。
また、肌に合わないスキンケアを続けていたり、お菓子ばかりを食べる食生活、夜更かしなどの生活習慣の影響も、肌へのストレスとなって肌老化を促進します。
この3つの原因のうち、光老化と疲労による老化をいかに防げるかで、歳を重ねた時の肌の状態に大きな差が出ます。
逆にいえば、光老化や疲労による老化を防げれば、加齢に負けない肌づくりにつなげることができるということです。
アンチエイジングのスキンケアでは、このような老化につながる原因の排除を考えることも、とても大切です。