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「西洋まつたけ」と呼ばれるマッシュルームの魅力

しいたけ、えのき、エリンギ、なめこなど、私たちの身近には様々な種類のキノコがありますが、その中でもあまり馴染みがないという人も多いのが、マッシュルームではないでしょうか。

もちろん、名前や形は知っているし、食べたことはあるけれども、普段あまり調理しない、スーパーでも見かけない、缶詰のものしか買ったことがないという人も多いようです。

しかし、マッシュルームは、生で食べることのできる美味しいキノコです。

「西洋まつたけ」とも呼ばれていたマッシュルームの魅力について、紹介していきましょう。

 

【マッシュルームとは】

マッシュルームは、大正時代にヨーロッパから日本へ入ってきました。

当時は「西洋まつたけ」という別名が付けられていましたが、その理由は、キノコの“かさ”の部分にあります。

マッシュルームもまつたけも、かさの部分が独特の丸い形をしていますが、これはかさが開ききっていないうちに収穫された証拠です。

あまり馴染みのない人も多い生のマッシュルームは、かさが閉じていてゴミや菌が付きにくいことから、新鮮なものは生のままでも食べることができます。

マッシュルームはかさの色の違いから、「ホワイト種」「クリーム種」「ブラウン種」などの種類があり、中でもホワイト種は、生食として多く使われている種類です。

また、マッシュルームには、まつたけに多く含まれる香り成分の「マツタケオール」が含まれていて、実は非常に香りの良いキノコです。

缶詰ではほとんど失われてしまいますが、生のマッシュルームでは、この香りを楽しむことができます。

 

【マッシュルームの栄養】

マッシュルームは、他のキノコと同様に、低カロリーな食材です。

腸内で善玉菌のエサとなる食物繊維のほか、浮腫みの予防に効果的なカリウムや、ナイアシンやパントテン酸などのビタミンB群を豊富に含んでいます。

さらに、マッシュルームには「グルタミン酸」と「グアニル酸」の2つのうまみ成分が含まれているので、様々な料理のうまみ成分としても活用できます。

冷凍保存することでうまみが増すので、冷凍庫にマッシュルームを上部しておくのもおすすめです。

 

新鮮なマッシュルームは、生のままサラダやあえ物で楽しむほか、お鍋やおにぎりの具材、フライなどの揚げ物調理にもよく合います。

キノコ好きな人はもちろん、今まであまり馴染みがなかった人も、一度生のマッシュルームを食べてみてください。

新たな美味しさに気付けるかもしれません!