空気が乾燥している冬は、夏とは違った肌の悩みが増えやすい季節です。
特に、肌が乾燥することで目立ってくるのが、顔のシワです。
若い頃と比べて、明らかに肌のシワが増えたという人がほとんどだと思います。
シワは、顔の印象を決めるうえで非常に重要な要素です。
シワのない肌は、見る人に若々しい印象を与えます。
ところで、一言でシワといっても、肌のシワには色々な種類があります。
今自分が気にしているのはどんなシワなのかを、一度確認してみましょう。
【肌のシワの種類・原因・対策】
1.表皮シワ(乾燥シワ)
小ジワやちりめんジワとも呼ばれるのが、表皮シワです。
別名乾燥シワとも呼ばれます。
表皮シワは、角質層の水分が不足し、その体積が小さくしぼむことで目立ってしまうシワで、主に目元や目尻などに多く見られます。
加齢とともに、どうしても低下してしまうのが肌の代謝機能や保水力ですが、若い年代でも乾燥肌の人は、早くから表皮シワが目立つことがあります。
対策としては、肌の乾燥をできるだけ防ぐことです。
表皮シワの出やすい目元は専用のクリームを使用することや、十年近く同じ化粧水などを使い続けている人は、保湿効果の高いものに変えていく必要があるでしょう。
また、肌の乾燥は紫外線によっても進行します。
なるべく早い頃から紫外線対策を続けていると、年齢を重ねても表皮シワの少ない若々しい肌づくりへとつながります。
2.真皮ジワ
加齢による肌の弾力の低下、つまりたるみによって表れるシワで、一般的なシワの多くがこの真皮ジワです。
真皮ジワも紫外線の影響を受けやすく、紫外線をたくさん浴びて生活し続けた結果が歳とともに真皮ジワとなって表れやすくなります。
真皮ジワ対策には、乾燥対策や紫外線対策はもちろんのこと、毎日のスキンケアにエイジングケアをプラスすることが大切です。
コラーゲンやエラスチンを補うアイテムを選び、丁寧なスキンケアを心がけましょう。
3.表情ジワ
表情ジワは、表情をつくる際にできるシワがその表情をもとに戻しても残ったままになる状態で、加齢による表情筋の衰えや乾燥などが大きな原因となります。
目尻や眉間、額や鼻根部などに目立ちやすく、表情ジワを放っておくとやがて真皮ジワになって肌に深く刻まれてしまいます。
無理して笑顔をつくったり、ストレスを多く感じる生活習慣は、表情ジワを多く発生させる原因になりやすいものです。
鏡の前で表情をつくり、それをもとに戻してもしばらくシワが消えないようであれば要注意です。
表情ジワの部分は特に念入りに保湿したり、表情筋を鍛える体操やマッサージなどを取り入れてみるのも良いでしょう。
冬は、特にシワが目立ちやすい季節なので、自分に合ったシワ対策をしっかりと行っていきましょう。