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脳のキャパシティーを超える「情報過多シンドローム」とは!?

現代人に増えている「情報過多シンドローム」をご存知ですか?

 

「知っていたはずの情報をどうしても思い出せない」

「慣れているはずの仕事の成果が思うように出せなくなってきた」

「新しいことをなかなか覚えられない」

「AとBのどちらの方が良いのか自分で判断することができない」

 

このような悩みの原因は、情報の抱えすぎにあるかもしれません。

 

現代ではインターネットが普及し、仕事だけでなくプライベートな時間でも、インターネットによる情報収集をしている人は少なくないでしょう。

もちろん、このインターネットの普及や、様々な情報を簡単に手に入れられるようになったことは、私たちの生活を楽にしたり、豊かにする要因にもなっていると思います。

しかし、いつでもどこでも情報収集ができる環境にあると、知らず知らずのうちに脳が容量をオーバーしてしまい、情報処理が過密状態になり、結果的に脳の機能の低下を招くことも十分にあり得ます。

特に記憶力、判断力、理解力などの重要な能力が低下しやすく、

このような状態を「情報過多シンドローム」と呼ぶことがあります。

 

情報過多シンドロームでは、

 

・常に情報収集することが癖になっている。

・細かいことも徹底的に調べないと気が済まない。

・本よりもインターネットを使った情報収集がメイン。

・調べなければならない使命感に駆られている。

・新しい情報は、内容をよく吟味せずに飛びついてしまう。

 

という人が多いようです。

常に情報を取り入れることで、精神を安定させているため、脳には毎日膨大な量の情報がどんどん詰め込まれていきます。

本来、脳には一度にインプットできる情報量や、情報処理能力にキャパシティーがあるため、それを超える情報を詰め込んでも、脳は混乱を起こすだけなのです。

 

調べてみよう!という意識や、知らないことも進んで取り入れようとする姿勢は、決して悪いものではありません。

しかし、やみくもに情報を集めすぎてしまうと、脳は混乱を起こし、疲れ切って、結果的に大切な情報まで覚えきれなくなってしまいます。

 

・本当に必要な情報かを見極めて記憶する。

・不要な情報や知識はどんどん捨てる。

 

情報過多シンドロームにならないためには、このような意識が大切です。

また、体を動かしたり、自然に触れあったり、美味しいものを食べるなど、様々な刺激を脳に送ることで、脳のリフレッシュにもつながります。

情報があふれる現代だからこそ、情報に振り回されすぎない、情報収集に疲れない生き方が求められるのかもしれません。