空気が冷たく乾燥する冬は、どうしてものどの調子も悪くなりがち。
時々うがいをするだけでは、のどのイガイガや不快感がなかなか取れないという人は、はちみつを活用してみましょう。
ノドに『はちみつ』が良いというのは、なんとなく想像できる人も多いと思います。
のど飴などにはちみつが配合されている商品も多いですよね。
はちみつの栄養価の高さは有名ですが、本当にのどに良い効果はあるのでしょうか?
【はちみつののどへの効果】
1.殺菌効果
はちみつは非常に強力な殺菌作用を持っていることから、のどの炎症やせきなどの症状を抑える効果が期待できます。
そのため、辛いせきやのどの痛みなどの症状の緩和に、はちみつの殺菌効果が役立ちます。
2.粘膜保護効果
はちみつはその粘度の高さで、さらさらとした水やお湯でうがいや水分補給をするよりも、のどの粘膜を保護する効果が高いと言えます。
また、はちみつには、周囲の水分を集めて閉じ込めるはたらきがあるため、適度な粘度と高い保湿効果によって、乾燥からのどをしっかりと守ります。
のどにとどまる時間が長いことで、のどに付着した雑菌を倒すだけでなく、荒れた粘膜を保護する効果もあり、はちみつが冬ののどを乾燥から守ってくれるでしょう。
3.免疫機能の向上
はちみつに含まれる様々な栄養は、冬に低下しやすい免疫力を高める効果が大いに期待できます。
はちみつを摂取することで、口や鼻から侵入する菌やウイルスからのどを守るだけでなく、体の中から免疫機能をアップさせ、風邪に負けない体づくりに役立てることができます。
時々、はちみつを食べるとのどがかえってイガイガしてしまう人がいますが、これは濃度の違う液体間で起こる浸透圧による影響が考えられます。
濃度の低いのどの粘膜の水分が、濃度の高いはちみつに奪われることで、のどの違和感を覚えることがあるのです。
しかし、これははちみつがのどを通過する際の一時的な現象で、のどが乾燥したり、炎症を起こしている時のイガイガとは異なるものです。
どうしても気になる際は、はちみつを飲み物にしっかりと溶かして摂取するのが良いでしょう。
冬の時期なら温かい飲み物にはちみつをプラスすることで、美味しくのどの保護に役立てることができます。
はちみつの殺菌力や抗菌力はとても優秀なので、冬の元気にどんどん活用していけたら良いですね。