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お鍋=ヘルシーでは無い!鍋料理に潜む落とし穴

寒い冬になると、食卓への登場回数がぐんと上がるのが鍋料理。

お鍋は調理も簡単なうえ、野菜をたっぷりと食べられることや、

寒さで冷えた体を内側から温めることができるなど、

美味しいだけではなく様々なメリットが考えられます

健康や美容を考えるうえで、食生活は非常に重要な要素となります。

いくら体に良いといわれる食材でも、そればかりを大量に食べる食生活では、むしろ体に悪い影響を与えてしまうこともあるでしょう。

やはり、健康的な食生活の基本は、色々な食材を口にして、あらゆる栄養をしっかりと摂取することです。

そういう面でも、鍋料理はまさに、色々な食材をたくさん詰め込んで、美味しく食べることのできるメニューだと思います。

なんとなく、鍋料理には不健康なイメージはあまりなく、健康や美容に良いものと認識している人が多いでしょう。

 

しかし、鍋料理=健康とは限りません。

 

様々なアレンジの効く鍋料理だからこそ、作り方や選び方を間違えると、むしろ体に負担のかかるメニューにもなり得ます。

特に冬になると、市販の鍋スープがスーパーなどにたくさん並びますよね。

ひと昔前まで、お鍋といえば、水炊きやちゃんこ鍋、醤油スープや塩スープが定番でしたが、最近では豚骨スープやトマトスープ、チーズフォンデュ風の鍋スープなども見かけます。

このような市販の鍋スープには、塩分や脂質が非常に多く含まれているものもあり、スープを最後まで飲み干したり、〆に雑炊などをしてスープを残さない食べ方をする場合は、特に注意が必要です。

豚骨スープなどは、いわば豚骨ラーメンのスープを飲み干すのと同じようなものなので、お鍋とは言え決してヘルシーとは言えないでしょう。

キムチ鍋なども、味が濃く、塩分の摂りすぎが気になります。

 

また、鍋料理に入れる具材も、実に多種多様化しています。

練り物や春雨、加工品を多く入れると、やはり塩分やカロリーが高くなりやすいです。

野菜も、葉物ではなくいも類などを多く入れると、お鍋でも糖質の摂りすぎにつながります。

そして、最後は〆で必ず雑炊やうどん、ラーメンなどを食べる習慣も、鍋料理=ヘルシーの方程式を簡単に覆してしまうでしょう。

 

もちろん、美味しくお鍋を食べるための工夫やアイデアは素晴らしいと思います。

しかし、健康面を考えるのであれば、やはりスープや具材の選び方を考えることも大切です。

また、お鍋は美味しくて食べやすいので、食べ過ぎにも注意しましょう。

どんなにヘルシーなお鍋でも、やはり食べ過ぎてしまっては、体に負担がかかります。

健康的な鍋料理の在り方について、一度考えてみるのも良いですね。