あなたの肌は、乾燥肌ですか?それとも脂性肌ですか?もしくは混合肌?普通肌?
肌のタイプを聞かれた時、「敏感肌」と答える人がよくいますが、実は皮膚科学的に敏感肌という症状はないと考えられる場合が多いようです。
敏感肌だから、あまり化粧水などはつけられない。
敏感肌だから、化粧品で肌荒れを起こしてしまう。
このようなケースはよく耳にしますが、敏感肌と思っている人の多くが、乾燥肌と同じような状態です。
つまり乾燥によって肌が外的刺激に敏感になっていると考えた方が、最適なスキンケア選びにもつながっていきます。
敏感肌だからと保湿ケアを軽く済ませていると、乾燥肌がますます進行し、肌の状態はなかなか良くならないと思います。
まずは、自分の肌がどのタイプに最も当てはまるかを、しっかりとチェックしてみましょう。
セルフチェックなのであくまでも目安ですが、洗顔後、顔に何もつけない状態で20分間待ち、肌の状態を見てみてください。
【肌タイプセルフチェック表】
1.かさつきやテカリがない…「普通肌」
肌の水分と油分のバランスが良く、肌トラブルを起こしにくいのが普通肌です。
洗顔後に化粧水をつけなくても、肌がほど良くしっとりとした状態を保てるのが理想です。
肌のバリア機能がしっかりとはたらくことで、外からの刺激に肌が影響されにくく、いわゆる敏感肌とは無縁の肌です。
2.顔全体がつっぱる、かさついている…「乾燥肌」
肌は乾燥するとバリア機能が衰えるため、外的刺激に弱く、肌が敏感な状態になりがちです。
加齢とともに肌はどうしても乾燥肌に近付く傾向があるので、保湿を強化したスキンケアを心がけましょう。
若い頃と同じスキンケアを続けている人は、一度見直してみてください。
3.顔全体がうっすらとテカっている…「脂性肌」
顔全体に皮脂が多く、普段からべたつきやテカリが気になるのが脂性肌です。
毛穴の詰まり、毛穴の開きなど、毛穴トラブルが多いのが特徴です。
また、ニキビなどの肌トラブルも多いので、丁寧な洗顔で皮脂や汚れを落としましょう。
ただし、必要以上に洗顔をしたり、保湿ケアを全くしないことで、皮脂の分泌が促されてしまうこともあり、注意が必要です。
4.かさついている部分とテカっている部分がある…「混合肌」
かさつく部分と脂っぽい部分が混在する混合肌タイプは、皮脂量に比べて水分量が少ないことで起こりやすくなります。
部位によってスキンケアを分けるなど、肌の状態に合わせたケアを取り入れることが大切です。
自分が敏感肌だと思っている人は、乾燥肌と同様のケアを基本としましょう。
特に寒い季節は肌の乾燥が進みやすいので、毎日しっかりと保湿をして、肌を外的刺激から守る習慣を身に付けてみてください。