朝起きてすぐに、1杯の水を飲む。
毎日たくさん水を飲むのが辛い人や、どれくらいの量の水を飲むのが自分に合っているかが分からない人でも、簡単に取り入れられる健康法としておすすめです。
そして、起きてから水を飲んだ後、3時間ほど飲食を控えることで、その健康効果は驚くほど高くなります。
その理由は、効率良く胃腸を休ませることができるためです。
食べ物であふれた現代では、「食べ過ぎ」の習慣を知らないうちに続けている人が大勢います。
もちろん、生きていくために食べることは必要不可欠ですが、いつでも好きな時に、好きなものを食べたり飲んだりする生活を何年も続けていると、胃腸は常にはたらきづめの状態で、大きな負担がかかり、これが様々な体調不良の原因になってしまいます。
よく、胃腸を休める方法として挙げられるのが、ファスティング(断食)です。
定期的なファスティングを取り入れ、食べ物を極端に制限することで、確かに胃腸を休める効果は期待できるでしょう。
しかし、やはり数日間ほとんど食べないという方法は、辛く苦しいことも多いので、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
そこで、この朝の水飲み習慣で、胃腸を効率良く休める方法がおすすめなのです。
朝起きて、コップ一杯の水を飲み、その後3時間は飲食を控えます。
すると、前日の夕飯を最後に、10時間以上は物を食べない時間を確保することができるでしょう。
その結果、胃腸をしっかりと休めることができ、腸のはたらきが良くなって、様々な健康効果、さらには美容効果まで期待できるようになります。
おすすめは、水を飲むために、朝少し早起きをすることです。
例えば朝の5時に水を飲み、その後もうひと眠りしても構いません。
そうすれば、朝8時には朝食が食べられます。
早起きが難しい場合は、起きてすぐに水を飲んだ後、朝食は軽めに済ませるようにしましょう。
この習慣を身に付けることができれば、昼間は好きなものをたくさん食べても、胃腸のはたらきを無理なくリセットし、次の日の胃腸の正常化につなげることが可能です。
もちろん、完全に食事を抜くわけではないので、ファスティングよりは胃腸を休ませる効果は低いかもしれません。
しかし、ファスティングのような厳しい食事制限はなく、無理なく取り入れることができる健康法だと思います。
水を1杯飲むという習慣と併せて、胃腸をしっかりと休ませる習慣を身に付けてみませんか?
長く続ければ続けるほど、体が良い状態に変わっていくのを実感できるはずです。
好き嫌いが多い人、外食が多い人、食べることが大好きな人などは特に、食べ過ぎによる健康被害のリスクを抑えるべく、「朝1杯の水を飲む」「その後3時間は飲食を控える」習慣を続けてみましょう。